117C019|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科放射線学
成人において放射線の確定的影響〈組織反応〉が生じる最低線量はどれか。 1 つ選べ。
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正解: d
正答
d
この問題のポイント
確定的影響〈組織反応〉にはしきい線量があり、低い線量域ではおよそ0.5 Gyが最小レベルとして重要です。
解説
確定的影響は、一定の線量を超えると発生し、線量が増えるほど重症度が高くなる影響です。組織や影響の種類によってしきい線量は異なりますが、成人で組織反応が生じる最低線量として本問では0.5 Gyを選びます。
これに対して、発がんや遺伝的影響などの確率的影響は、線量が増えるほど発生確率が高くなるものとして扱います。
放射線防護上のポイント
確定的影響はしきい値と重症度、確率的影響は発生確率で考えます。歯科撮影の患者線量は通常、選択肢のGy単位の組織反応しきい値より大幅に低い範囲です。
選択肢の確認
a.0.0005 Gy
誤り。
0.0005 Gyは0.5 mGyであり、成人の確定的影響が生じる最低線量としては低すぎます。
b.0.005 Gy
誤り。
0.005 Gyは5 mGyであり、本問で求める組織反応の最低線量ではありません。
c.0.05 Gy
誤り。
0.05 Gyは50 mGyであり、正答のしきい線量より低い値です。
d.0.5 Gy
正しい。
0.5 Gyが成人における確定的影響の最低線量として選ばれます。
e.5 Gy
誤り。
5 Gyでは重篤な組織障害が問題となりますが、最低線量ではありません。
覚えるポイント
- 確定的影響にはしきい線量がある。
- 確定的影響は線量増加で重症度が増す。
- 確率的影響は主に発がんなどの発生確率で考える。