117B058第117回 歯科医師国家試験 過去問

基礎歯科医学口腔解剖・組織・発生

神経障害性疼痛に分類されるのはどれか。2 つ選べ。

2つ選択
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正解: c・e

正答

c、e

この問題のポイント

神経障害性疼痛は、体性感覚神経系の病変または疾患によって直接生じる疼痛です。

解説

三叉神経痛は三叉神経領域に電撃様の短い発作痛を繰り返し、軽い接触や咀嚼で誘発されます。帯状疱疹後神経痛は、帯状疱疹による神経損傷後に痛みが持続する病態です。いずれも神経障害性疼痛に分類されます。

舌痛症は現在、侵害受容性・神経障害性だけで説明しにくい慢性疼痛として扱われることがあり、本問では神経障害性疼痛に含めません。唾疝痛とドライソケットは炎症や閉塞に伴う侵害受容性疼痛です。

選択肢の確認

a.舌痛症
誤り。
舌痛症は口腔内に明らかな器質的病変がない慢性灼熱痛で、本問では神経障害性疼痛として選びません。

b.唾疝痛
誤り。
唾疝痛は唾石などによる導管閉塞で唾液腺内圧が上昇して生じる侵害受容性疼痛です。

c.三叉神経痛
正しい。
三叉神経痛は三叉神経の病態により生じる代表的な神経障害性疼痛です。

d.ドライソケット
誤り。
ドライソケットは抜歯窩の血餅喪失と局所炎症に伴う疼痛で、神経障害性疼痛ではありません。

e.帯状疱疹後神経痛
正しい。
帯状疱疹後神経痛は水痘帯状疱疹ウイルスによる神経損傷後に持続する神経障害性疼痛です。

覚えるポイント

  • 三叉神経痛は電撃様発作痛を示す。
  • 帯状疱疹後神経痛は神経損傷後の持続痛である。
  • 閉塞・炎症による痛みは侵害受容性疼痛として整理する。

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