117B047|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科放射線学
ウレアーゼ試験で検出されるのはどれか。1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: a
正答
a
この問題のポイント
Helicobacter pyloriは強いウレアーゼ活性を持ち、胃内の酸性環境に適応します。
解説
H. pyloriは尿素をアンモニアと二酸化炭素に分解します。生成したアンモニアによって周囲の酸を中和し、胃粘膜内で生存しやすくなります。この性質を利用して、迅速ウレアーゼ試験や尿素呼気試験が行われます。
歯科国試では、菌名と特徴的酵素を結びつけます。
選択肢の確認
a.Helicobacter pylori
正しい。
Helicobacter pyloriは強いウレアーゼ活性を持ち、迅速ウレアーゼ試験などで検出されます。
b.Treponema pallidum
誤り。
Treponema pallidumは梅毒の原因菌で、ウレアーゼ試験の代表的対象ではありません。
c.Streptococcus pyogenes
誤り。
Streptococcus pyogenesはA群溶血性レンサ球菌で、溶血性や抗原検査などが診断に用いられます。
d.Porphyromonas gingivalis
誤り。
Porphyromonas gingivalisは代表的歯周病原細菌で、黒色色素産生やジンジパインなどが重要です。
e.Mycobacterium tuberculosis
誤り。
Mycobacterium tuberculosisは結核菌で、抗酸菌染色、培養、核酸増幅検査などで検出します。
覚えるポイント
- H. pyloriはウレアーゼ陽性である。
- 尿素をアンモニアと二酸化炭素に分解する。
- 迅速ウレアーゼ試験と尿素呼気試験に応用される。