117A079|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
補助的清掃器具で歯間隣接面にみられる根面溝の清掃に適しているのはどれか。 1 つ選べ。
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正解: b
正答
b
この問題のポイント
歯間隣接面の根面溝は凹面であり、線状のフロスより、毛束が凹部へ入る歯間ブラシが適しています。
解説
歯間ブラシは歯間空隙へ挿入し、頰舌方向へ動かして隣接面と根面のプラークを除去します。根面溝や根分岐部付近のような凹面には、ブラシ毛が入り込むため有効です。
デンタルフロスは接触点を通過させて歯面にC字状に沿わせますが、深い凹面には十分接触しにくいことがあります。歯間空隙の大きさに合った径を選び、歯肉を損傷しないよう指導します。
選択肢の確認
a.口腔洗浄器
誤り。
口腔洗浄器は食物残渣除去や歯肉縁周囲の洗浄を補助しますが、根面溝を機械的に擦掃する能力は限定的です。
b.歯間ブラシ
正しい。
歯間ブラシの毛束は根面の凹部や溝へ入りやすく、歯間隣接面の根面溝清掃に適します。
c.タフトブラシ
誤り。
タフトブラシは孤立歯、最後方臼歯、矯正装置周囲などの局所清掃に有用ですが、歯間根面溝には歯間ブラシが適します。
d.ラバーチップ
誤り。
ラバーチップは歯肉マッサージや辺縁部の清掃補助に用いられますが、根面溝の清掃には適しません。
e.デンタルフロス
誤り。
デンタルフロスは緊密な接触点下の平坦・凸面に有効ですが、凹状の根面溝へ適合しにくいです。
覚えるポイント
- 凹面・根面溝・広い歯間空隙には歯間ブラシ。
- 緊密な接触点下にはフロス。
- 歯間ブラシは空隙に合う径を選びます。