116D043|第116回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学生理・生化学・薬理
舌苔に起因する生理的口臭と診断された患者への対応で適切なのはどれか。 2 つ選べ。
2つ選択
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正解: a・c
正答
a、c
この問題のポイント
舌苔に由来する生理的口臭では、原因を説明し、過剰な不安を減らしながら口腔衛生管理を継続します。
解説
舌苔では、細菌が剝離上皮や食物残渣を分解して揮発性硫黄化合物を産生します。舌清掃を含む適切な口腔衛生管理を説明し、客観的な口臭検査を定期的に行うことで改善と再発を評価します。
頻回の洗口だけでは舌苔を十分に除去できず、口腔乾燥を助長することもあります。食品を一律に禁止したり、病的な不安が示されていない段階で心療内科受診を勧めたりする必要はありません。
選択肢の確認
a.定期的な口臭検査を勧める。
正しい。定期的な口臭検査は客観的変化を確認し、患者の過度な不安を軽減するうえでも有用です。
b.水による頻回の洗口を指導する。
誤り。水による頻回の洗口だけでは舌苔を十分に除去できず、根本的な対応になりません。
c.口腔衛生管理の必要性を説明する。
正しい。舌清掃を含む口腔衛生管理が生理的口臭への基本対応です。
d.心療内科を受診するよう助言する。
誤り。口臭恐怖症などが疑われる場合は連携を検討しますが、生理的口臭と診断された本症例で直ちに必要ではありません。
e.臭いを生じる食品の摂取を禁止する。
誤り。臭いを生じる食品は一時的口臭に関与しますが、一律に摂取を禁止する指導は過剰です。
覚えるポイント
- 生理的口臭では舌苔と口腔衛生を確認します。
- 客観的検査は経過確認と不安軽減に役立ちます。
- 洗口だけでなく機械的な舌清掃が重要です。