116B020|第116回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科放射線学
MRI(別冊No. 4A、B)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。1 つ選べ。

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正解: b
正答
b
この問題のポイント
舌骨上筋群は、下顎骨、舌骨、口腔底との位置関係でMRI上同定します。
解説
矢印は、下顎骨下縁の内側から舌骨方向へ走る左右対称の筋腹を示しており、顎二腹筋前腹に一致します。顎二腹筋は前腹と後腹からなり、中間腱を介して舌骨に連結します。舌骨を固定した状態では下顎骨を下制し、開口に関与します。
画像の確認
実画像では、MRI軸位像Aで下顎前方部の内側に左右対称の筋腹があり、冠状断像Bでもオトガイ下部に左右一対の筋として矢印で示されている。口腔底を面状に作る顎舌骨筋ではなく、下顎から後下方へ走る顎二腹筋前腹の位置と形態に一致する。
選択肢の確認
a.顎舌骨筋
誤り。矢印で示される構造とは一致しません。
顎舌骨筋は口腔底を膜状に広く形成し、提示された索状の左右筋腹とは形態が異なります。
b.顎二腹筋
正答。矢印で示される構造です。
下顎骨内面から後下方へ走る左右一対の筋腹で、顎二腹筋前腹に一致します。
c.茎突舌骨筋
誤り。矢印で示される構造とは一致しません。
茎突舌骨筋は茎状突起から舌骨へ走る細い筋で、より後外側に位置します。
d.オトガイ舌筋
誤り。矢印で示される構造とは一致しません。
オトガイ舌筋は下顎正中部から舌内へ扇状に広がる大きな筋で、提示部位より上方です。
e.オトガイ舌骨筋
誤り。矢印で示される構造とは一致しません。
オトガイ舌骨筋は正中近くで顎舌骨筋の上面を走り、矢印で示された外側寄りの筋腹とは異なります。
覚えるポイント
- 顎二腹筋前腹は左右一対で下顎骨から中間腱へ走る。
- 顎舌骨筋は口腔底、オトガイ舌骨筋はその上方正中寄り。
- 舌骨上筋群は嚥下と開口に関与する。