116A090|第116回 歯科医師国家試験 過去問
社会歯科公衆衛生・予防歯科
ある調査で歯周病患者100 名と性・年齢をマッチングした健常者110 名のうち、 喫煙者はそれぞれ20 名と10 名であった。 喫煙の歯周病に対するオッズ比を求めよ。 ただし、小数点以下第2 位の数値が得られた場合には、四捨五入すること。 (数値回答形式を選択式に変換)
解答・解説を見る
正解: a
正答
a
この問題のポイント
症例対照研究の2×2表を作り、喫煙者の歯周病オッズを健常者の喫煙オッズで割ります。
解説
使う公式
オッズ比 = 症例群の曝露オッズ / 対照群の曝露オッズ
2×2表の交差積では、
オッズ比 = (症例群曝露あり × 対照群曝露なし) / (症例群曝露なし × 対照群曝露あり)
与えられた数値の整理
- 歯周病患者100名の喫煙者:20名
- 歯周病患者の非喫煙者:100 - 20 = 80名
- 健常者110名の喫煙者:10名
- 健常者の非喫煙者:110 - 10 = 100名
代入
オッズ比 = (20 × 100) / (80 × 10)
分母と分子を明確にすると、
オッズ比 = 2000 / 800 = 2.5
結果の意味
この調査では、喫煙者の歯周病オッズは非喫煙者の約2.5倍です。症例対照研究では罹患率や相対危険度を直接求めるのではなく、オッズ比を用います。
計算のひっかけポイント
対照群の非喫煙者は110 - 10 = 100名です。群の総数をそのまま分母へ入れないようにします。
選択肢の確認
a.2.5
正しい。
計算結果は2.5であり、正しい数値です。
b.2.6
誤り。
2.6にはなりません。交差積20 × 100を80 × 10で割ると2.5です。
c.2.7
誤り。
2.7にはなりません。症例群・対照群それぞれの非喫煙者数を正しく求めます。
d.2.3
誤り。
2.3にはなりません。対照群の非喫煙者は100名です。
e.2.4
誤り。
2.4にはなりません。計算結果2.5はすでに小数第1位であり、四捨五入しても2.5です。
覚えるポイント
- オッズ比は2×2表の交差積で求めます。
- 非喫煙者数は各群の総数から喫煙者数を引きます。
- 本問のオッズ比は2.5です。