115D084第115回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯科放射線学

Ⅱ級インレー歯頸側辺縁周囲に生じた二次齲蝕の進行度の判定に優れるのはどれ か。 1つ選べ。

解答・解説を見る

正解: d

正答

d

この問題のポイント

臼歯部隣接面、特にⅡ級修復物の歯頸側辺縁周囲に生じた二次齲蝕は、隣接面を重なり少なく描出する咬翼法が適します。

解説

Ⅱ級インレーの歯頸側辺縁は隣接面にあり、直接視診しにくい部位です。咬翼法エックス線撮影は上下顎臼歯部の歯冠と歯槽頂を同時に、隣接面の重なりを抑えて描出するため、修復物辺縁周囲の透過像や二次齲蝕の進行範囲の評価に優れます。咬合法は広い顎骨領域の位置関係、透照診や光学的蛍光法は主に別の部位・目的で用いられます。

選択肢の確認

a.透照診
誤り。
亀裂や前歯部・一部隣接面病変の検出には使えますが、金属インレー歯頸側辺縁下の進行度評価には制約があります。
b.QLF 法
誤り。
蛍光減少を利用して主に平滑面の初期脱灰を定量評価する方法で、金属修復物周囲の深部進行度評価には適しません。
c.咬合法エックス線撮影
誤り。
顎骨内病変、埋伏歯、唾石などの位置・広がりの評価に用い、臼歯隣接面齲蝕の標準撮影法ではありません。
d.咬翼法エックス線撮影
正しい。
臼歯隣接面と修復物辺縁を重なり少なく描出し、二次齲蝕の進行度を評価できます。
e.レーザー蛍光強度測定
誤り。
主に小窩裂溝などの齲蝕検出の補助で、インレー隣接面歯頸側辺縁の深さ評価には向きません。

覚えるポイント

臼歯隣接面齲蝕・Ⅱ級修復物周囲の二次齲蝕は咬翼法です。撮影法は「最も見たい面を重なりなく出せるか」で選びます。

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