115D076第115回 歯科医師国家試験 過去問

歯科医学総合総合問題

自宅療養をしている慢性閉塞性肺疾患の高齢患者に対する訪問歯科診療中の写真 (別冊No. 25 )を別に示す。 歯科治療中に継続的に使用すべきなのはどれか。 2つ選べ。

115D076の問題画像
2つ選択
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正解: b・e

正答

b、e

この問題のポイント

慢性閉塞性肺疾患〈COPD〉患者の訪問歯科診療では、低酸素血症と治療ストレスに伴う循環変動を連続監視します。

解説

画像では高齢患者が座位に近い姿勢で歯科処置を受けています。COPDでは換気障害や低酸素血症が悪化しやすいため、パルスオキシメータで経皮的動脈血酸素飽和度と脈拍を継続的に監視します。また高齢で呼吸器疾患を有する患者の治療中は循環動態の異常や不整脈にも注意し、モニタ心電図を継続使用します。スパイロメータは呼吸機能検査装置であり、処置中の連続モニタには用いません。

画像の確認

実画像では、高齢患者が座位に近い姿勢で訪問歯科処置を受けており、処置中に呼吸・循環変動を継続把握すべき状況が示されている。COPD患者の酸素化と脈拍をみるパルスオキシメータ、心拍・調律をみるモニタ心電図を選ぶ正答b、eが適合する。

選択肢の確認

a.脳血流計
誤り。
COPD患者の通常の訪問歯科診療で継続監視する標準機器ではありません。
b.モニタ心電図
正しい。
心拍数・心調律を連続的に把握し、治療中の循環変化や不整脈を検出します。
c.サーモグラフィ
誤り。
体表温度分布を評価する装置で、呼吸・循環状態の連続監視には適しません。
d.スパイロメータ
誤り。
肺活量や一秒量などを測定する検査機器であり、歯科処置中に継続装着して監視するものではありません。
e.パルスオキシメータ
正しい。
SpO2と脈拍を連続表示し、低酸素血症を早期に捉えます。

覚えるポイント

呼吸器疾患患者の処置中は、パルスオキシメータで酸素化、心電図で心拍・調律を連続監視します。

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