115D072|第115回 歯科医師国家試験 過去問
嚥下時の運動と、収縮がその運動に関わる筋の組合せで正しいのはどれか。 2つ 選べ。

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正解: c・d
正答
c、d
この問題のポイント
画像内の組合せを読み取り、嚥下時の各運動を実際に起こす筋の作用と照合します。舌骨挙上には顎舌骨筋、鼻咽腔閉鎖には口蓋帆挙筋が関与します。
解説
画像では、a「喉頭挙上―胸骨舌骨筋」、b「声門閉鎖―オトガイ舌筋」、c「舌骨挙上―顎舌骨筋」、d「鼻咽腔閉鎖―口蓋帆挙筋」、e「食道入口部開大―胸鎖乳突筋」の組合せが示されています。顎舌骨筋は舌骨上筋群として舌骨を挙上し、口腔期から咽頭期への送り込みを助けます。口蓋帆挙筋は軟口蓋を挙上して咽頭後壁へ近づけ、鼻咽腔を閉鎖します。胸骨舌骨筋は舌骨を下制し、オトガイ舌筋は主に舌を前方へ突出させ、胸鎖乳突筋は頸部運動に働くため、各組合せは一致しません。
画像の確認
実画像では、嚥下運動と筋の組合せ表に『舌骨挙上―顎舌骨筋』『鼻咽腔閉鎖―口蓋帆挙筋』と示されている。可視の対応関係を筋作用と照合すると、この2行に当たる正答c、dが支持される。
選択肢の確認
a.選択肢a(問題画像参照)
誤り。
画像内の原文は「喉頭挙上―胸骨舌骨筋」です。胸骨舌骨筋は舌骨下筋群で、舌骨を下制する方向に働きます。
b.選択肢b(問題画像参照)
誤り。
画像内の原文は「声門閉鎖―オトガイ舌筋」です。オトガイ舌筋の主作用は舌の前方突出で、声門閉鎖筋ではありません。
c.選択肢c(問題画像参照)
正しい。
画像内の原文は「舌骨挙上―顎舌骨筋」です。顎舌骨筋は舌骨上筋群で、収縮により舌骨・口腔底を挙上します。
d.選択肢d(問題画像参照)
正しい。
画像内の原文は「鼻咽腔閉鎖―口蓋帆挙筋」です。軟口蓋を挙上して鼻腔への逆流を防ぎます。
e.選択肢e(問題画像参照)
誤り。
画像内の原文は「食道入口部開大―胸鎖乳突筋」です。食道入口部の開大は輪状咽頭筋の弛緩と舌骨・喉頭の前上方移動により生じ、胸鎖乳突筋の主作用ではありません。
覚えるポイント
顎舌骨筋は「舌骨上筋群」、口蓋帆挙筋は「軟口蓋挙上・鼻咽腔閉鎖」です。筋名から解剖学的位置と運動方向を結びつけます。