115D006|第115回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科放射線学
我が国において年間当たり個人が受ける放射線量 (mSv )に最も大きく寄与する のはどれか。 1つ選べ。
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正解: b
正答
b
この問題のポイント
日本人の年間被ばく線量を線源別に比較すると、選択肢の中では医療による放射線の寄与が最も大きくなります。
解説
放射線被ばくには、宇宙線、大地、吸気、食品などに由来する自然放射線と、画像診断などに由来する人工放射線があります。
我が国ではCTを含む画像診断の利用が多く、国民1人当たりの平均値でみると医療被ばくの寄与が大きいことが特徴です。医療被ばくには患者の線量限度を一律には設けず、検査の正当化と線量の最適化によって防護します。
ひっかけポイント
世界平均の自然放射線では吸気中のラドンの寄与が目立ちますが、本問は我が国で自然放射線と医療被ばくを含めて比較しています。
選択肢の確認
a.宇宙線
誤り。
宇宙線は自然放射線の一つですが、日本人平均への寄与は医療による放射線より小さくなります。
b.医療による放射線
正しい。
我が国では画像診断による医療被ばくが多く、選択肢の中で年間線量への寄与が最も大きい線源です。
c.吸気からの放射線
誤り。
吸気中のラドンなどによる内部被ばくは自然放射線の重要な構成要素ですが、日本人平均では医療被ばくを上回りません。
d.食品からの放射線
誤り。
食品中のカリウム40などによる内部被ばくがありますが、医療による放射線より寄与は小さくなります。
e.大地からの放射線
誤り。
地殻中の天然放射性核種から外部被ばくを受けますが、日本人平均への寄与は医療被ばくより小さくなります。
覚えるポイント
- 日本では医療被ばくの寄与が大きいことが特徴です。
- 自然放射線は宇宙線、大地、吸気、食品に分けて整理します。
- 医療被ばくの防護は正当化と最適化が中心です。