115C017|第115回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
タンパク質の糖鎖付加が行われるのはどれか。 1つ選べ。
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正解: c
正答
c
この問題のポイント
合成されたタンパク質は小胞体とゴルジ装置で修飾されます。選択肢の中で、糖鎖の付加・加工を行う代表的な細胞小器官はゴルジ装置です。
解説
分泌タンパク質や膜タンパク質は、粗面小胞体に付着したリボソームで合成されます。合成中から粗面小胞体内へ取り込まれ、初期のN結合型糖鎖付加や折りたたみを受けます。
その後、輸送小胞でゴルジ装置へ送られます。ゴルジ装置では糖鎖の切断・追加・修飾が行われ、O結合型糖鎖の付加も進みます。完成したタンパク質は目的地ごとに仕分けされ、分泌顆粒、細胞膜、リソソームなどへ輸送されます。
ひっかけポイント
リボソームはタンパク質のアミノ酸配列を合成しますが、糖鎖修飾を完成させる場所ではありません。
選択肢の確認
a.核
誤り。
DNAの複製やRNAの転写・加工を行う場所です。分泌タンパク質の糖鎖付加を行う主要な細胞小器官ではありません。
b.中心体
誤り。
微小管形成中心として紡錘体形成や細胞内骨格の配置に関与します。糖鎖付加には関与しません。
c.ゴルジ装置
正しい。
小胞体から運ばれたタンパク質の糖鎖を加工・付加し、目的地ごとに仕分けします。
d.リボソーム
誤り。
mRNAの情報に従ってアミノ酸を連結し、ポリペプチド鎖を合成します。糖鎖修飾を行う場所ではありません。
e.ミトコンドリア
誤り。
酸化的リン酸化によるATP産生などを行います。分泌タンパク質の糖鎖付加を担う主要小器官ではありません。
覚えるポイント
- タンパク質合成はリボソームで行われます。
- 糖鎖の加工・付加と仕分けはゴルジ装置が中心です。
- N結合型糖鎖の初期付加は粗面小胞体でも行われます。