115C011|第115回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
脈圧の加齢変化を図に示す。 (図は問題画像参照) 正しいのはどれか。 1つ選べ。

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正解: b
正答
b
この問題のポイント
脈圧は「収縮期血圧 - 拡張期血圧」です。加齢に伴う大動脈・大動脈系の硬化によって収縮期血圧が上昇し、脈圧は増大します。
解説
若年者では大動脈に十分な弾性があり、心室から拍出された血液のエネルギーを一時的に蓄えて、拡張期にも血流を保ちます。
加齢によって動脈壁が硬くなると、同じ一回拍出量でも収縮期血圧が上がりやすくなります。一方、拡張期血圧は中年以降に上昇が鈍くなり、さらに高齢では低下することがあります。その結果、収縮期血圧と拡張期血圧の差である脈圧は、特に高齢になるほど広がります。
図で見るポイント
正しい曲線は、40歳ころから80歳ころへ向かって脈圧が増加し、後半で増加が目立つイです。
画像の確認
実画像では、ア〜オの脈圧曲線のうちイだけが40歳頃から緩やかに、さらに高齢域で大きく上昇している。他の曲線は低下・横ばい・一過性上昇であり、加齢に伴う脈圧増大を表すイ、すなわち正答bを支持する。
選択肢の確認
a.ア
誤り。
アは年齢とともに脈圧が直線的に低下する曲線です。加齢による動脈硬化では、一般に脈圧は増大します。
b.イ
正しい。
イは加齢とともに脈圧が徐々に増加し、高齢になるほど上昇が目立つ曲線です。動脈壁の弾性低下による変化と一致します。
c.ウ
誤り。
ウは年齢とともに脈圧が低下し、その後一定となる曲線です。代表的な加齢変化とは逆です。
d.エ
誤り。
エは脈圧が上昇した後、高齢期に明らかに低下する曲線です。一般的な加齢変化として最も適切ではありません。
e.オ
誤り。
オは年齢にかかわらず脈圧が一定の曲線です。実際には血管の硬化により脈圧は広がります。
覚えるポイント
- 脈圧 = 収縮期血圧 - 拡張期血圧です。
- 加齢で動脈の弾性が低下し、収縮期血圧と脈圧が上昇します。
- 高齢者の孤立性収縮期高血圧では脈圧が大きくなります。