115C001第115回 歯科医師国家試験 過去問

歯科医学総合総合問題

正規分布に従う検査値において、基準範囲に含まれる個体が全体に占める割合は どれか。 1つ選べ。

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正解: c

正答

c

この問題のポイント

正規分布に従う検査値の基準範囲は、健康な基準個体の測定値のうち、原則として中央の95%が含まれるように設定します。

解説

基準範囲は、健康と判断された基準個体群から得た測定値の分布をもとに定めます。測定値が正規分布に近い場合、平均値を中心としておおむね次の範囲が中央95%に相当します。

  • 平均値 - 1.96 × 標準偏差
  • 平均値 + 1.96 × 標準偏差

実務上は、下側2.5パーセンタイルから上側97.5パーセンタイルまでを基準範囲とする考え方です。したがって、基準範囲に含まれる個体の割合は**95%**です。

基準範囲外にあることは、直ちに疾患を意味しません。健康な人でも約5%は範囲外になります。反対に、疾患があっても測定値が基準範囲内に入ることがあります。

ひっかけポイント
**97.5%**は上限値に対応するパーセンタイルであり、基準範囲に含まれる個体の割合ではありません。

選択肢の確認

a.5%
誤り。
5%は基準範囲の外側に分布する個体の合計割合です。正規分布では下側約2.5%と上側約2.5%に分かれます。

b.50%
誤り。
50%は中央値までに含まれる割合ですが、一般的な基準範囲は分布の中央半分ではなく中央95%を用います。

c.95%
正しい。
正規分布に従う検査値では、平均値を中心とする約95%、すなわちおおむね平均値 ± 1.96標準偏差を基準範囲とします。

d.97.5%
誤り。
97.5%は基準範囲の上限に対応する累積割合です。下限の2.5%を除いた上側の位置を示すもので、範囲内の割合そのものではありません。

e.100%
誤り。
健康な基準個体の全員を含めると、極端な値まで基準範囲に入ってしまいます。一般的な基準範囲は中央95%です。

覚えるポイント

  • 基準範囲は原則として**健康な基準個体の中央95%**です。
  • 下限は2.5パーセンタイル、上限は97.5パーセンタイルです。
  • 基準範囲外と疾患の有無は同義ではありません。

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