115B088|第115回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床口腔外科学
若年者に好発するのはどれか。 2つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: d・e
正答
d、e
この問題のポイント
若年者に好発する顎骨病変として、線維性異形成症と腺腫様歯原性腫瘍を押さえます。年齢と好発部位は口腔外科の鑑別で重要です。
解説
線維性異形成症は、正常骨が線維性組織と未熟な骨へ置換される骨形成異常です。小児期から若年成人に発症し、顎骨の無痛性膨隆を生じます。画像では周囲骨へ移行するすりガラス状像が代表的です。
腺腫様歯原性腫瘍は、10歳代を中心とする若年女性に多く、上顎前歯部の埋伏犬歯と関連してみられることが多い良性歯原性腫瘍です。境界明瞭な透過像内に微細な石灰化物を伴うことがあります。
白板症、類天疱瘡、口腔悪性黒色腫は、一般に中高年以降で頻度が高くなります。
選択肢の確認
a.白板症
誤り。
口腔潜在的悪性疾患であり、中高年に多くみられます。若年者に好発する病変ではありません。
b.類天疱瘡
誤り。
自己免疫性水疱性疾患で、高齢者に多くみられます。口腔粘膜では剝離性歯肉炎などを生じます。
c.悪性黒色腫
誤り。
口腔悪性黒色腫はまれですが、一般に中高年以降に発症します。若年者好発ではありません。
d.線維性異形成症
正しい。
小児から若年成人に発症し、顎骨の無痛性膨隆を示すことがあります。
e.腺腫様歯原性腫瘍
正しい。
10歳代を中心とする若年者、特に女性の上顎前歯部に好発します。
覚えるポイント
- 線維性異形成症は若年者・すりガラス状像が重要です。
- 腺腫様歯原性腫瘍は若年女性・上顎前歯部・埋伏犬歯と関連します。
- 白板症と類天疱瘡は中高年・高齢者に多い病変です。