119A043|第119回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床口腔外科学
心臓手術が予定されている患児に対し、外傷歯の抜歯を行うこととした。術前に アモキシシリン水和物の投与を行った。 この投与に該当するのはどれか。1 つ選べ。
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正解: e
正答
e
この問題のポイント
感染性心内膜炎を防ぐ目的で処置前に抗菌薬を投与するのは、疾患発生を未然に防ぐ予防療法です。
解説
心臓手術予定患児など、感染性心内膜炎のリスクが高い患者に侵襲的歯科処置を行う場合、菌血症による心内膜感染を防ぐ目的で抗菌薬予防投与を検討します。設問では病気が発生してから治すのではなく、発症前にリスクを低減するための投与です。
実際の適応は心疾患の種類、歯科処置の侵襲度、アレルギー歴などを確認し、医科と連携して判断します。
選択肢の確認
a.原因療法
誤り。
原因療法は既に存在する疾患の原因を除去する治療です。術前抗菌薬投与は感染発症前の予防を目的とします。
b.再生療法
誤り。
再生療法は失われた組織の再生を図る治療で、抗菌薬の術前投与には該当しません。
c.対症療法
誤り。
対症療法は疼痛や発熱など症状を軽減する治療です。本投与は症状治療ではありません。
d.補充療法
誤り。
補充療法は不足するホルモン、栄養素、血液成分などを補う治療です。
e.予防療法
正しい。
感染性心内膜炎の発症を防ぐために処置前に抗菌薬を投与するので、予防療法に該当します。
覚えるポイント
- 発症前に行う抗菌薬投与は予防療法です。
- 感染性心内膜炎予防では心疾患と処置内容を確認します。
- 抗菌薬投与だけでなく口腔感染源の管理も重要です。