119B002|第119回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床口腔外科学
唾液腺に由来するのはどれか。1 つ選べ。
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正解: e
正答
e
この問題のポイント
Blandin-Nuhn囊胞は、舌前方腹側にあるBlandin-Nuhn腺に由来する粘液囊胞です。
解説
Blandin-Nuhn腺は舌前方の腹側に存在する小唾液腺です。その導管が損傷または閉塞すると、粘液の漏出や貯留によってBlandin-Nuhn囊胞が生じます。臨床的には舌下面前方の軟らかい腫脹としてみられ、粘液囊胞の一型として扱われます。
嚢胞の由来を問う問題では、発生学的遺残によるもの、胎生期の癒合部に関連するもの、唾液腺導管の障害によるものを分けて考えます。
選択肢の確認
a.類皮囊胞
誤り。
類皮囊胞は胎生期の上皮組織の迷入などに由来する発育性嚢胞で、唾液腺由来ではありません。
b.鼻歯槽囊胞
誤り。
鼻歯槽囊胞は鼻翼基部付近の軟組織に生じる非歯原性発育性嚢胞で、唾液腺由来ではありません。
c.甲状舌管囊胞
誤り。
甲状舌管囊胞は甲状舌管の遺残から生じます。唾液腺由来の嚢胞ではありません。
d.鼻口蓋管囊胞
誤り。
鼻口蓋管囊胞は胎生期の鼻口蓋管上皮遺残に由来する非歯原性嚢胞です。
e.Blandin-Nuhn 囊胞
正しい。
Blandin-Nuhn囊胞は舌前方腹側の小唾液腺であるBlandin-Nuhn腺に由来する粘液囊胞です。
覚えるポイント
- Blandin-Nuhn腺は舌前方腹側の小唾液腺です。
- Blandin-Nuhn囊胞は粘液囊胞の一型です。
- 発育性嚢胞と唾液腺導管障害による嚢胞を区別します。