115B067|第115回 歯科医師国家試験 過去問
滅菌・消毒法とその対象について正しい組合せはどれか。 1つ選べ。 -a 煮 沸 義 歯 b オートクレーブ -探 針 口腔粘膜c 消毒用エタノール 口腔粘膜 d グルタールアルデヒド -根 管 e パラホルムアルデヒド -手 指

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正解: b
正答
b
この問題のポイント
器材の材質と感染リスクに応じて、洗浄・消毒・滅菌法を選択します。探針は組織へ接触し得る耐熱性金属器具であり、オートクレーブによる高圧蒸気滅菌が適切です。
解説
歯科器材は、使用後にまず十分に洗浄して有機物を除去し、その後、用途に応じて消毒または滅菌します。探針のような金属製小器具は耐熱性があり、粘膜や歯質に接触して微小な出血を伴う可能性があるため、使用ごとに滅菌します。
オートクレーブは、加圧した飽和水蒸気によって微生物と芽胞を死滅させる方法です。耐熱・耐湿性の器具に対する第一選択の滅菌法です。
感染対策上のポイント
消毒薬を選ぶ前に、対象が生体組織か器材か、器材が耐熱性か、滅菌が必要なクリティカル器材かを確認します。
画像の確認
実画像では、滅菌・消毒法と対象の表が示され、選択肢bは「オートクレーブ―探針」と読める。耐熱性金属器具である探針を高圧蒸気滅菌する組合せが適切であり、bが正答となる。
選択肢の確認
a.選択肢a(問題画像参照)
誤り。
問題本文では「煮 沸 — 義 歯」の組合せです。義歯は熱によって変形する可能性があり、煮沸は確実な滅菌法でもありません。材質に適した義歯用消毒法を選びます。
b.選択肢b(問題画像参照)
正しい。
問題本文では「オートクレーブ — 探 針」の組合せです。金属製で耐熱性のある探針は、高圧蒸気滅菌が適しています。
c.選択肢c(問題画像参照)
誤り。
問題本文では「消毒用エタノール — 口腔粘膜」の組合せです。消毒用エタノールは粘膜刺激が強く、口腔粘膜の消毒には適しません。
d.選択肢d(問題画像参照)
誤り。
問題本文では「グルタールアルデヒド — 根 管」の組合せです。グルタールアルデヒドは器材の高水準消毒に用いられる薬剤であり、根管内へ使用する薬剤ではありません。
e.選択肢e(問題画像参照)
誤り。
問題本文では「パラホルムアルデヒド — 手 指」の組合せです。パラホルムアルデヒドは毒性・刺激性があり、手指消毒には使用しません。手指衛生には速乾性擦式アルコール製剤などを用います。
覚えるポイント
- 耐熱性の金属器具は、原則として高圧蒸気滅菌を行います。
- 生体粘膜と器材では、使用できる消毒薬が異なります。
- 洗浄で有機物を除去してから、消毒・滅菌へ進みます。