115A075|第115回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
ヒトの歯の発育時期で正しいのはどれか。 1つ選べ。
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正解: b
正答
b
この問題のポイント
乳歯と永久歯について、石灰化開始、歯冠完成、歯根完成、乳歯根吸収開始のおおよその時期を区別します。
解説
歯の発育は、石灰化開始、歯冠完成、萌出、歯根完成の順に進みます。乳歯は胎生期に石灰化を開始し、歯冠の多くは出生後早期に完成します。永久歯では、第一大臼歯が出生時ごろに石灰化を開始し、小臼歯は乳歯より遅れて乳歯根分岐部付近で発育します。
乳側切歯の歯根吸収は、後継永久側切歯の萌出に先立ち、5歳ごろから始まります。したがってbが正しい組合せです。
ひっかけポイント
萌出時期と歯根完成時期を混同しないことが重要です。永久歯の歯根完成は、一般に萌出後しばらく経ってからです。
選択肢の確認
a.乳中切歯の歯冠完成: 1歳
誤り。
乳中切歯の歯冠は出生後の早い時期、概ね生後数か月以内に完成します。1歳は遅すぎます。
b.乳側切歯の歯根吸収開始: 5歳
正しい。
後継永久側切歯の萌出準備に伴い、乳側切歯の歯根吸収はおおむね5歳ごろから始まります。
c.第二乳臼歯の歯根完成: 2歳
誤り。
第二乳臼歯の歯根完成は萌出後に進み、概ね3歳ごろです。2歳ではまだ完成前であることが多いです。
d.第一小臼歯の石灰化開始: 4歳
誤り。
第一小臼歯の石灰化開始は一般に1歳半から2歳ごろで、4歳より早く始まります。
e.第一大臼歯の歯根完成:12 歳
誤り。
第一大臼歯は6歳ごろに萌出し、歯根完成は概ね9〜10歳ごろです。12歳ごろに萌出する第二大臼歯と混同しないようにします。
覚えるポイント
- 乳歯の歯冠は出生前から形成され、出生後早期に完成します。
- 第一小臼歯の石灰化開始は1歳半〜2歳ごろです。
- 第一大臼歯は6歳ごろ萌出し、歯根完成は9〜10歳ごろです。