115A048|第115回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
成人の正常な安静時12 誘導心電図波形 (胸部誘導 )(別冊No. 14A と胸部の模式 図 (別冊No. 14B を別に示す。 ①の心電図波形を導出する電極の位置はどれか。 1つ選べ。

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正解: c
正答
c
この問題のポイント
胸部誘導V1〜V6の電極位置と、右前胸部から左側胸部へ進むにつれて変化するR波の増高とS波の減少を対応させます。
解説
12誘導心電図の胸部誘導は、胸壁上の異なる位置から心臓の電気活動を水平面で観察します。標準的な電極位置は次のとおりです。
- V1:第4肋間、胸骨右縁
- V2:第4肋間、胸骨左縁
- V3:V2とV4の中点
- V4:第5肋間、左鎖骨中線上
- V5:V4と同じ高さ、左前腋窩線上
- V6:V4と同じ高さ、左中腋窩線上
正常では、V1側ではR波が小さくS波が深い波形となりやすく、左側胸部へ進むにつれてR波が大きくなりS波が小さくなります。R波とS波がおおむね同程度になる移行帯は一般にV3〜V4付近です。
画像の確認
実画像では、心電図の①としてV4誘導の波形が示され、胸部模式図のア〜オに電極候補位置が表示されている。ウは左第5肋間・鎖骨中線付近に相当し、V4の標準的装着位置と一致するため正答となる。
選択肢の確認
a.ア
誤り。
アに示された電極位置は、①の胸部誘導波形に対応しません。画像上の位置がV1〜V6のどこに相当するかを確認し、R波とS波の関係を照合します。
b.イ
誤り。
イに示された位置では、①と異なる胸部誘導波形が想定されます。右前胸部ほどS波優位、左側胸部ほどR波優位になる流れを利用します。
c.ウ
正しい。
ウに示された電極位置が、①の波形を導出する胸部誘導に対応します。標準位置と正常なR波進行を組み合わせて判定します。
d.エ
誤り。
エに示された位置は①の波形に対応しません。V4〜V6は同じ水平面上に置く点にも注意します。
e.オ
誤り。
オに示された位置は①の波形に対応しません。電極位置を単独で暗記するだけでなく、胸部誘導の波形変化と結びつけます。
覚えるポイント
- V1・V2は第4肋間、V4は第5肋間左鎖骨中線上です。
- V3はV2とV4の中点、V5・V6はV4と同じ高さです。
- 正常なR波はV1からV5付近へ向かって次第に増高します。