115A014第115回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床歯科放射線学

高LET〈線エネルギー付与〉放射線はどれか。 1つ選べ。

解答・解説を見る

正解: c

正答

c

この問題のポイント

LETは、放射線が通過経路の単位長さ当たりに物質へ与えるエネルギーを表す指標です。

解説

LET〈線エネルギー付与〉が高い放射線は、短い飛跡の中に密な電離を生じさせます。重い荷電粒子からなる重粒子線は高LET放射線の代表です。

高LET放射線はDNAへ複雑で修復しにくい損傷を与えやすく、一般に生物学的効果比が高いという特徴があります。エックス線、ガンマ線、電子線、ベータ線は低LET放射線に分類されます。

ひっかけポイント
エネルギーが高いこととLETが高いことは同義ではありません。粒子が飛跡に沿ってどれだけ密にエネルギーを与えるかをみます。

選択肢の確認

a.電子線
誤り。
電子線は荷電粒子線ですが、電子は軽く、一般に低LET放射線として扱われます。

b.ガンマ線
誤り。
ガンマ線は電磁波で、物質中では疎な電離を生じる低LET放射線です。

c.重粒子線
正しい。
炭素イオン線などの重粒子線は飛跡に沿って密な電離を生じる高LET放射線です。

d.ベータ線
誤り。
ベータ線の本体は高速電子または陽電子で、一般に低LET放射線です。

e.エックス線
誤り。
エックス線は電磁波で、ガンマ線と同じく低LET放射線に分類されます。

覚えるポイント

  • 高LETの代表は重粒子線やアルファ線です。
  • エックス線・ガンマ線・電子線・ベータ線は低LETです。
  • LETは単位長さ当たりに与えるエネルギーを表します。

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