7PM124|第7回 公認心理師国家試験 過去問
M. Bowen や I. Boszormenyi-Nagy が主導する家族療法の中心的な着眼点として、最も適切なものを 1 つ選べ。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、M. Bowen や I. Boszormenyi-Nagy が主導した家族療法の中心的着眼点が問われています。
キーワードは、多世代、家族内で引き継がれる関係性、価値観、習慣です。
解説
M. Bowen の家族療法は、家族を多世代にわたる情緒システムとして捉えます。
家族成員の問題を個人だけの問題として見るのではなく、親子、祖父母、きょうだいなど、世代を超えて繰り返される関係パターン、情緒的距離、三角関係、自己分化などに注目します。
I. Boszormenyi-Nagy も、家族内で世代を超えて受け継がれる忠誠、義務、公平性、負債感などに着目しました。
したがって、中心的な着眼点として最も適切なのは、多世代にわたって引き継がれてきた家族内の価値観や習慣です。
家族療法のポイント
家族療法は学派ごとに焦点が異なります。BowenやBoszormenyi-Nagyは多世代、Minuchinは構造、MRI派はコミュニケーションや相互作用と関連づけて覚えます。
選択肢の確認
1.家族の構造
判定:適切とはいえない。
家族の構造、境界、下位システムなどを中心に扱うのは、主にMinuchinの構造派家族療法と関連します。BowenやBoszormenyi-Nagyの中心的着眼点としては多世代性が適切です。
2.家族成員間のコミュニケーション
判定:適切とはいえない。
家族成員間のコミュニケーションは家族療法全般で重要ですが、特にコミュニケーション派やMRI派などと関連します。本問の人物に最も対応するのは多世代にわたる家族の価値観や習慣です。
3.無意識下に抑圧された幼少期の親子間の葛藤
判定:適切とはいえない。
無意識や抑圧された葛藤に焦点を当てるのは、精神分析的理解に近い考え方です。BowenやBoszormenyi-Nagyが主導した家族療法の中心的着眼点とは異なります。
4.多世代にわたって引き継がれてきた家族内の価値観や習慣
判定:最も適切。
BowenやBoszormenyi-Nagyは、家族内で世代を超えて引き継がれる関係パターン、価値観、忠誠、習慣などに注目しました。問題文の人物に最も合致します。
覚えるポイント
- Bowenは、多世代家族療法と関連します。
- Boszormenyi-Nagyは、家族内の忠誠や公平性など多世代的文脈に注目しました。
- Minuchinは構造派、MRI派はコミュニケーションや相互作用と整理します。