7PM125|第7回 公認心理師国家試験 過去問
E. L. Deci と R. M. Ryan が提唱した自己決定理論における、叱られたり罰を受けたりすることを避けるために、何らかの行為を行う際の動機づけの調整スタイルとして、最も適切なものを 1 つ選べ。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、Deci と Ryan の自己決定理論における動機づけの調整スタイルが問われています。
キーワードは、「叱られたり罰を受けたりすることを避けるため」です。
解説
自己決定理論では、動機づけを、自己決定性の程度によって整理します。
外的調整は、報酬を得る、罰を避ける、他者から命令されるなど、外からの圧力によって行動する段階です。
本問では、叱られたり罰を受けたりすることを避けるために行動しています。これは、行動の理由が自分の価値観や興味ではなく、外的な罰の回避にあるため、外的調整に該当します。
取り入れ的調整は、罪悪感や恥、自尊心を保つためなど、外的な基準が内面に取り込まれているが、まだ十分には自分のものになっていない状態です。同一化的調整は、その行動に価値を認めて行う段階です。統合的調整は、その価値が自己の他の価値観と統合された段階です。
動機づけのポイント
自己決定性は、外的調整、取り入れ的調整、同一化的調整、統合的調整、内発的動機づけの順に高くなると整理できます。
選択肢の確認
1.外的調整
判定:最も適切。
叱責や罰を避けるために行動するのは、外的な圧力によって行動している状態です。自己決定理論では外的調整に該当します。
2.統合的調整
判定:適切とはいえない。
統合的調整は、その行動の価値が自分の価値観や自己概念とよく統合されている状態です。罰を避けるための行動ではありません。
3.同一化的調整
判定:適切とはいえない。
同一化的調整は、その行動の価値を自分で認め、重要だと思って行う状態です。本問のような罰の回避が主な理由の場合は、外的調整が適切です。
4.取り入れ的調整
判定:適切とはいえない。
取り入れ的調整は、罪悪感や恥を避ける、自尊心を保つなど、内面化されかけた圧力による行動です。本問は叱責や罰という外的な圧力の回避が中心であるため、外的調整が最も適切です。
覚えるポイント
- 罰を避ける、報酬を得るための行動は、外的調整です。
- 罪悪感や恥を避ける行動は、取り入れ的調整です。
- 価値を認めて行う行動は同一化的調整、自己の価値観と統合された行動は統合的調整です。