7PM96第7回 公認心理師国家試験 過去問

心理学基礎-13 偏見・スティグマ・差別・集団

特定の集団や人々に対して、他者や他集団から付与された、拭い難いほどの否定的な価値付けを表す概念として、最も適切なものを 1 つ選べ。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、特定の集団や人々に付与される否定的な価値付けを表す概念が問われています。

キーワードは、「他者や他集団から付与された」「拭い難いほどの否定的な価値付け」です。

解説

社会的スティグマとは、特定の属性、状態、病気、障害、出身、職業、経験などをもつ人々に対して、社会から否定的な価値付けや烙印が付与されることを指します。

スティグマは、偏見、差別、排除、自己否定、援助要請の困難などにつながります。精神疾患、障害、依存症、犯罪被害、貧困、感染症などの領域で特に重要な概念です。

公認心理師は、クライエント本人の症状や困難だけでなく、周囲からの偏見や社会的ラベリングが心理状態や生活に与える影響にも注意する必要があります。

公認心理師としての注意点
スティグマは、本人の問題ではなく、社会的な価値付けや偏見によって生じる側面があります。支援では、本人の自己理解と同時に、環境調整や啓発も重要です。

選択肢の確認

1.ハロー効果
判定:適切とはいえない。
ハロー効果は、ある目立つ特徴に引きずられて、他の特徴まで好意的または否定的に評価してしまう認知バイアスです。特定集団に付与される拭い難い否定的価値付けを表す概念ではありません。

2.ステレオタイプ
判定:適切とはいえない。
ステレオタイプは、特定の集団に対する固定化された認知的イメージや信念です。否定的なものもありますが、問題文のように拭い難い否定的価値付けや烙印を表す概念としては社会的スティグマが最も適切です。

3.内集団バイアス
判定:適切とはいえない。
内集団バイアスは、自分が属する集団を外集団より好意的に評価しやすい傾向です。特定の集団に対して社会から付与される否定的な烙印を指すものではありません。

4.社会的スティグマ
判定:最も適切。
特定の集団や人々に対して、他者や社会から付与される否定的な価値付けや烙印を表します。問題文の説明に合致します。

5.ヒューリスティックス
判定:適切とはいえない。
ヒューリスティックスは、判断や意思決定を効率化するための簡便な思考方略です。判断の偏りにつながることはありますが、否定的な社会的価値付けそのものを表す概念ではありません。

覚えるポイント

  • 社会的スティグマは、社会から付与される否定的な価値付けや烙印です。
  • スティグマは、偏見、差別、排除、援助要請の困難につながります。
  • ステレオタイプは固定化された認知、スティグマは否定的な価値付けとして区別します。

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