8AM12第8回 公認心理師国家試験 過去問

心理学基礎-12 社会心理:説得・不協和・対人魅力

関係を通して形成してきた資源や、関係維持のために費やしてきたコストを用いて、関係に対するコミットメントを説明するモデルとして、最も適切なものを1つ選べ。

解答・解説を見る

正解: 1

正答

1

この問題のポイント

この問題では、対人関係に対するコミットメントを説明するモデルが問われています。

キーワードは、「関係を通して形成してきた資源」「関係維持のために費やしてきたコスト」です。

解説

投資モデルは、親密な関係や対人関係へのコミットメントを説明するモデルです。

関係に対するコミットメントは、単に現在の満足度だけで決まるわけではありません。これまで関係に注いできた時間、労力、感情、共有してきた経験、人間関係、共同の資源などの投資量も関係します。

また、他に魅力的な選択肢があるかどうか、現在の関係から得られる満足度がどの程度かも重要です。投資量が大きいほど、その関係を簡単には終わらせにくくなり、関係へのコミットメントが高まりやすくなります。

社会心理学のポイント
投資モデルでは、満足度、代替選択肢の質、投資量がコミットメントに関わります。恋愛関係、友人関係、組織への所属などの理解に応用できます。

選択肢の確認

1.投資モデル
判定:最も適切。
関係を通して形成された資源や、関係維持のために費やした時間・労力・感情などの投資を用いて、関係へのコミットメントを説明します。問題文の説明に合致します。

2.感情混入モデル
判定:適切とはいえない。
感情混入モデルは、感情状態が判断に混入し、評価や意思決定に影響することを説明するモデルです。関係への投資とコミットメントを説明するモデルではありません。

3.2重過程モデル
判定:適切とはいえない。
2重過程モデルは、直感的・自動的処理と分析的・熟慮的処理のような2種類の情報処理を仮定する広い枠組みです。関係維持への投資を中心に説明するモデルではありません。

4.精緻化見込みモデル
判定:適切とはいえない。
精緻化見込みモデルは、説得的コミュニケーションにおける中心ルートと周辺ルートを説明するモデルです。対人関係へのコミットメントを投資量から説明するものではありません。

5.リターン・ポテンシャルモデル
判定:適切とはいえない。
リターン・ポテンシャルモデルは、集団規範や逸脱行動への評価に関するモデルとして知られます。関係への投資とコミットメントを説明するモデルではありません。

覚えるポイント

  • 投資モデルは、関係へのコミットメントを説明します。
  • コミットメントには、満足度、代替選択肢、投資量が関係します。
  • 精緻化見込みモデルは説得、感情混入モデルは感情の判断への影響として区別します。

関連問題

8AM118AM13
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)