7AM25|第7回 公認心理師国家試験 過去問
R. Rosenthal が示した、教師が持つ学習者に対する期待によって、結果的に当該学習者の成績が向上するとされる現象を説明する用語として、適切なものを1つ選べ。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、教師の期待が学習者の成績に影響する現象が問われています。
キーワードは、「R. Rosenthal」「教師が持つ期待」「学習者の成績が向上」です。
解説
ピグマリオン効果は、教師などの他者が持つ期待が、相手への接し方を通して現実の成果に影響する現象です。
R. Rosenthal らの研究では、教師がある児童に対して高い期待を持つと、その期待が言葉かけ、関わり方、機会の与え方などに影響し、結果的に児童の成績向上につながることが示されました。
これは、自己成就予言の一例として理解できます。期待が単なる思い込みにとどまらず、相手への行動を変え、その行動が相手の実際の成果に影響する点がポイントです。
教育領域での注意点
教師や支援者の期待は、児童生徒への関わり方に影響します。公認心理師は、期待やラベリングが子どもの自己理解や学習意欲に与える影響にも注意します。
選択肢の確認
1.ハロー効果
判定:適切とはいえない。
ハロー効果は、ある目立つ特徴に引きずられて、他の特徴まで好意的または否定的に評価してしまう認知バイアスです。教師の期待によって成績が向上する現象ではありません。
2.フリン効果
判定:適切とはいえない。
フリン効果は、知能検査の平均得点が世代を経るごとに上昇する現象を指します。教師の期待が個々の学習者の成績に影響する現象ではありません。
3.ストループ効果
判定:適切とはいえない。
ストループ効果は、文字の意味と色名が不一致のときに反応が遅れるなど、認知的干渉が生じる現象です。教師の期待や学業成績の向上を説明する用語ではありません。
4.ピグマリオン効果
判定:最も適切。
教師が学習者に対して持つ期待が、関わり方を通して学習者の成績向上につながる現象です。R. Rosenthal と関連する用語として適切です。
5.フレーミング効果
判定:適切とはいえない。
フレーミング効果は、同じ内容でも提示の仕方によって判断や意思決定が変わる現象です。教師の期待が学習者の成績に影響する現象ではありません。
覚えるポイント
- ピグマリオン効果は、教師の期待が学習者の成果に影響する現象です。
- 自己成就予言の一例として整理できます。
- ハロー効果、フリン効果、ストループ効果、フレーミング効果との違いを具体例で覚えます。