38Q71第38回 介護福祉士国家試験 過去問

こころとからだのしくみこころとからだのしくみ

次のうち、65歳の人の妥当な睡眠時間として、最も適切なものを1つ選びなさい。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

加齢に伴う睡眠時間の変化を理解し、「実際に眠っている時間」と「寝床で過ごす時間」を区別する問題です。

必要な睡眠時間には個人差がありますが、健康な人の生理的な睡眠時間は加齢とともに短くなり、65歳では約6時間が一つの目安になります。

解説

睡眠時間は一生を通じて一定ではありません。乳幼児期には長く、成長するにつれて短くなり、成人後も加齢に伴って生理的に必要な睡眠時間は少しずつ減少します。65歳では、選択肢の中では約6時間が最も妥当です。

高齢になると、深い睡眠が減り、夜中に目が覚める中途覚醒や、朝早く目覚める早朝覚醒が増える傾向があります。また、退職後などに寝床で過ごす時間が長くなっても、実際に眠れる時間が同じだけ延びるとは限りません。必要以上に長く寝床にいると、寝つきが悪くなったり、睡眠が浅くなったりすることがあります。

ただし、「65歳なら必ず6時間眠ればよい」という意味ではありません。必要な睡眠時間には個人差があり、日中の眠気、活動性、朝の休養感なども合わせて判断します。厚生労働省の睡眠ガイドでは、高齢者も個人差を考慮しながら6時間以上を目安に必要な睡眠時間を確保し、床上時間が8時間以上にならないようにすることが勧められています。

ひっかけポイント
「睡眠時間」と「床上時間」は同じではありません。睡眠時間は実際に眠っている時間、床上時間は眠らずに過ごす時間も含めて寝床にいる時間です。

選択肢の確認

1.約12時間

誤りです。 約12時間は、健康な65歳の人の一般的な生理的睡眠時間としては長すぎます。長く寝床にいても、実際の睡眠時間が同じだけ増えるとは限りません。

2.約10時間

誤りです。 約10時間も、健康な65歳の人の一般的な睡眠時間としては長すぎます。高齢者では、必要以上に長い床上時間が睡眠効率の低下につながることがあります。

3.約8時間

誤りです。 個人によって約8時間眠る場合はありますが、65歳の健康な人の生理的な睡眠時間として、選択肢の中で最も妥当なのは約6時間です。約8時間は睡眠時間ではなく床上時間の目安と混同しやすい数値です。

4.約6時間

正しいです。 健康な人の生理的な睡眠時間は加齢とともに短くなり、65歳では約6時間が妥当な目安です。ただし、必要な時間には個人差があります。

5.約4時間

誤りです。 約4時間では、多くの人にとって必要な睡眠を十分に確保できません。慢性的な睡眠不足は、日中の眠気、注意力低下、心身の健康への悪影響につながります。

覚えるポイント

  • 生理的に必要な睡眠時間は、加齢とともに短くなる。
  • 65歳の睡眠時間は、約6時間が一つの目安。
  • 睡眠時間は「実際に眠っている時間」、床上時間は「寝床にいる時間」。
  • 高齢者では、長すぎる床上時間にも注意する。
  • 時間だけでなく、日中の眠気や睡眠休養感も確認する。

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