35Q91|第35回 介護福祉士国家試験 過去問
目の周囲の清拭の方法を図に示す。矢印は拭く方向を表している。次のA~Eのうち,基本的な清拭の方法として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

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正解: 1
正答
1.A
この問題のポイント
目の周囲を清拭するときは、基本的に目頭から目尻へ向かって一方向に、上眼瞼と下眼瞼を分けて優しく拭きます。
図では、鼻側が目頭、耳側が目尻です。Aは、両眼とも上下の眼瞼を目頭から目尻へ拭いています。
解説
目の周囲は皮膚が薄く、粘膜にも近いため、強くこすらず、眼を閉じてもらって優しく清拭します。
収載画像のAでは、上眼瞼と下眼瞼の矢印が、いずれも鼻側の目頭から耳側の目尻へ向かっています。これが基本的な清拭方向です。
同じタオル面で何度も往復すると、取り除いた汚れを再び付着させる可能性があります。そのため、一方向に拭き、必要に応じてタオルやガーゼの清潔な面へ替えます。両眼を清拭するときも、左右で清潔な面を使い分けることが大切です。
ひっかけポイント
正面から見た図では左右を取り違えやすいため、「鼻に近い側が目頭、耳に近い側が目尻」と判断します。正しい矢印は、両眼とも鼻側から外側へ広がる向きです。
介護実践でのポイント
清拭前に本人へ説明し、タオルの温度を確認してから眼を閉じてもらいます。眼球を圧迫せず、上眼瞼と下眼瞼をそれぞれ一方向に優しく拭きます。眼脂が固まっているときは温かいタオルなどで軟らかくしてから除去し、発赤、腫れ、痛み、眼脂の増加、見え方の変化がある場合は看護職などへ報告します。
選択肢の確認
1.A
正しいです。 上眼瞼と下眼瞼を、それぞれ目頭から目尻へ向かって一方向に拭いています。
2.B
誤りです。 眼の周囲を一周するように拭くため、途中で目尻から目頭へ戻る部分が生じます。汚れを再び内側へ運ぶ可能性があり、基本的な方法ではありません。
3.C
誤りです。 上眼瞼と下眼瞼を目尻から目頭へ向かって拭いています。基本的な清拭方向とは反対です。
4.D
誤りです。 目頭側と目尻側を上から下へ拭いており、眼瞼の形に沿って目頭から目尻へ拭く方法ではありません。
5.E
誤りです。 目頭側と目尻側を下から上へ拭いており、眼瞼の基本的な清拭方向ではありません。
覚えるポイント
「鼻側が目頭、耳側が目尻」「目頭から目尻へ一方向」「上眼瞼と下眼瞼を分け、清潔な面で優しく拭く」と覚えます。