R07B15|令和7年度 准看護師試験 過去問
副作用として日和見感染を起こしやすいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、日和見感染を起こしやすい薬剤が問われています。
日和見感染とは、免疫力が低下したときに、通常は問題になりにくい病原体によって感染が起こることです。免疫抑制薬を使用している患者では特に注意が必要です。
解説
シクロスポリンは免疫抑制薬です。臓器移植後の拒絶反応予防や自己免疫疾患などで用いられることがあります。免疫反応を抑えるため、感染に対する抵抗力が低下し、日和見感染を起こしやすくなります。
アトロピンは抗コリン薬で、口渇、便秘、尿閉、散瞳などに注意します。モルヒネはオピオイド鎮痛薬で、呼吸抑制、便秘、眠気、悪心などが重要です。ハロペリドールは抗精神病薬で、錐体外路症状や悪性症候群などに注意します。
免疫抑制薬使用中は、発熱が軽度でも重症感染につながることがあります。患者には手洗い、人混みを避ける、体調変化を早めに相談することを説明します。
感染予防のポイント
免疫抑制薬使用中は、発熱、咳、咽頭痛、排尿時痛、皮膚の発赤、口内炎を観察します。感染徴候があれば速やかに報告します。
選択肢の確認
1.アトロピン
誤り。
アトロピンは抗コリン薬であり、口渇、便秘、尿閉、散瞳などが主な副作用です。日和見感染を起こしやすい代表薬ではありません。
2.モルヒネ
誤り。
モルヒネは強い鎮痛作用をもつオピオイド鎮痛薬です。呼吸抑制、便秘、眠気、悪心などに注意します。日和見感染を起こしやすい代表薬ではありません。
3.シクロスポリン
正しい。
シクロスポリンは免疫抑制薬です。免疫機能を抑えるため、日和見感染を起こしやすくなります。
4.ハロペリドール
誤り。
ハロペリドールは抗精神病薬です。錐体外路症状、悪性症候群、眠気などに注意します。日和見感染を起こしやすい代表薬ではありません。
覚えるポイント
- 日和見感染は、免疫力低下時に起こりやすい感染である。
- シクロスポリンは免疫抑制薬であり、感染に注意する。
- 免疫抑制薬使用中は、発熱や咳などの軽い症状も見逃さない。
- アトロピンは抗コリン作用、モルヒネは呼吸抑制、ハロペリドールは錐体外路症状に注意する。
- 感染予防では手洗い、口腔ケア、人混み回避が重要である。