R07B14|令和7年度 准看護師試験 過去問
薬物と食品の組合せで、相互作用を起こすのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、薬物と食品の相互作用が問われています。
薬物療法では、薬の作用だけでなく、食品や嗜好品との組合せによって効果が強く出たり、副作用が起こりやすくなったりすることを理解する必要があります。
解説
カルシウム拮抗薬の一部は、グレープフルーツジュースと一緒に摂取すると薬の代謝が抑えられ、血中濃度が上昇しやすくなります。その結果、血圧低下、めまい、ふらつき、顔面紅潮などの副作用が強く出ることがあります。
抗凝固薬で特に注意する食品として頻出なのは、ワルファリンと納豆、青汁、クロレラなどです。これらはビタミンKを多く含み、ワルファリンの効果に影響します。
薬と食品の相互作用は、患者が自己判断で「健康によい食品」として摂取しているものにも関係することがあります。内服薬、健康食品、サプリメント、嗜好品を確認する視点が大切です。
患者への説明
「この薬を飲んでいる間は、グレープフルーツジュースで飲まないようにしましょう。水かぬるま湯で飲んでください」と具体的に説明します。
選択肢の確認
1.抗菌薬 納豆
誤り。
抗菌薬と納豆の組合せは、代表的な薬物と食品の相互作用としては適切ではありません。納豆で特に注意するのは、ワルファリンなど一部の抗凝固薬です。
2.抗凝固薬 コーヒー
誤り。
抗凝固薬で代表的に注意する食品は、ワルファリンと納豆、青汁、クロレラなどです。コーヒーはこの問題で問われる代表的な相互作用ではありません。
3.気管支拡張薬 牛乳
誤り。
気管支拡張薬と牛乳の組合せは、代表的な相互作用としては適切ではありません。気管支拡張薬では、動悸、手のふるえ、血中濃度上昇など薬剤ごとの副作用に注意します。
4.カルシウム拮抗薬 グレープフルーツジュース
正しい。
カルシウム拮抗薬の一部は、グレープフルーツジュースにより薬の代謝が抑えられ、作用が強く出ることがあります。血圧低下やふらつきに注意が必要です。
覚えるポイント
- カルシウム拮抗薬の一部は、グレープフルーツジュースとの相互作用に注意する。
- ワルファリンでは、納豆、青汁、クロレラに注意する。
- 薬は原則として水またはぬるま湯で内服する。
- 食品、健康食品、サプリメントも薬の作用に影響することがある。
- めまい、ふらつき、出血傾向などの副作用を観察する。