R05A108|令和5年度 准看護師試験 過去問
後天性免疫不全症候群(AIDS)について、正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、AIDSの病態と感染経路、日和見感染が問われています。
AIDSでは免疫機能が低下し、健康な人では通常問題になりにくい感染症を起こすことがあります。
解説
後天性免疫不全症候群、AIDSは、HIV感染により免疫機能が著しく低下した状態です。HIVは主にCD4陽性Tリンパ球を障害します。
免疫が低下すると、日和見感染を起こすことがあります。日和見感染とは、免疫力が保たれていれば発症しにくい病原体による感染症です。ニューモシスチス肺炎、カンジダ症、サイトメガロウイルス感染症などが代表です。
HIVは飛沫感染ではなく、主に血液、性的接触、母子感染で感染します。握手、会話、咳の飛沫、同じ食器の使用などで通常感染するものではありません。
症状が一時的に消えても治癒とはいえません。抗HIV療法によりウイルス量を抑え、免疫機能を保つことが重要です。AIDS発症はCD4陽性リンパ球数の低下やAIDS指標疾患の発症で判断され、2000/uLを超えると発症するわけではありません。
患者への関わり
HIVやAIDSでは、偏見や差別への配慮が重要です。感染経路を正しく理解し、標準予防策を守りながら、患者のプライバシーと尊厳を守ります。
選択肢の確認
1.飛沫感染する。
誤り。
HIVは飛沫感染ではありません。主な感染経路は血液、性的接触、母子感染です。
2.症状が消失すれば治癒とみなす。
誤り。
症状が消失しても治癒とはいえません。継続的な治療と経過観察が必要です。
3.日和見感染を起こすことがある。
正しい。
AIDSでは免疫機能が低下し、日和見感染を起こすことがあります。
4.CD4 陽性リンパ球数が 2000/uL を超えると発症する。
誤り。
AIDSはCD4陽性リンパ球数の低下やAIDS指標疾患の発症で判断されます。2000/uLを超えると発症するわけではありません。
覚えるポイント
- AIDSでは免疫機能が低下する。
- AIDSでは日和見感染に注意する。
- HIVは飛沫感染ではなく、血液、性的接触、母子感染が主な感染経路である。
- 症状が消えても自己判断で治療を中断しない。
- 患者のプライバシーと尊厳を守る。