R05A109|令和5年度 准看護師試験 過去問
広汎子宮全摘出術を受けた患者の看護について、適切なのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、広汎子宮全摘出術後の排尿障害と心理的支援が問われています。
広汎子宮全摘出術では、骨盤内の神経や周囲組織に影響が及ぶことがあり、排尿機能の観察が重要です。
解説
広汎子宮全摘出術は、子宮だけでなく、周囲の組織やリンパ節などを広く切除する手術です。術後は膀胱機能に影響が出ることがあり、排尿困難、残尿、尿閉、尿失禁などに注意します。
そのため、排尿の状態を確認することが適切です。尿量、排尿間隔、残尿感、尿意の有無、下腹部膨満、尿道カテーテル抜去後の排尿状況を観察します。
また、子宮摘出は女性性、妊孕性、性生活、身体イメージに影響することがあります。患者が話したい気持ちを持っている場合には避けずに受け止め、必要時は看護師、医師、心理職などにつなぎます。
退院後も再発確認や合併症の観察のため、定期検診は必要です。性生活についても、術後の回復状況や医師の許可に応じて再開できる場合があり、「今後できない」と一律に説明するのは適切ではありません。
准看護師としての観察ポイント
排尿状態、下腹部膨満、尿量、発熱、創部状態、下肢浮腫、疼痛、不安、ボディイメージの変化を観察します。尿閉や強い残尿感があれば速やかに報告します。
選択肢の確認
1.排尿の状態を確認する。
適切である。
広汎子宮全摘出術後は排尿障害が起こることがあり、尿量、尿意、残尿感、排尿困難を観察します。
2.女性性の喪失感については触れないようにする。
誤り。
女性性の喪失感や身体イメージの変化は重要な心理的問題です。患者が話す準備がある場合は、否定せずに受け止めます。
3.異常が無ければ、退院後の検診は不要と説明する。
誤り。
術後は再発や合併症の確認のため、定期検診が必要です。自己判断で受診を中止しないよう説明します。
4.今後、性生活はできないと説明する。
誤り。
性生活は術後の回復状態や医師の許可に応じて再開できる場合があります。一律にできないと説明するのは適切ではありません。
覚えるポイント
- 広汎子宮全摘出術後は排尿障害に注意する。
- 尿量、尿意、残尿感、尿閉を観察する。
- 女性性や身体イメージの変化に配慮する。
- 退院後も定期検診が必要である。
- 性生活については医師の指示と患者の不安に合わせて支援する。