R07B119|令和7年度 准看護師試験 過去問
高齢者の胃食道逆流症(逆流性食道炎)について、適切なのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、高齢者の胃食道逆流症の特徴と生活指導が問われています。
胃食道逆流症では、胃内容物が食道へ逆流し、胸やけ、呑酸、咳、咽頭違和感、食道炎などを起こします。高齢者では症状がはっきりしないこともあり、誤嚥や睡眠障害にも注意が必要です。
解説
高齢者では、加齢による食道や胃の機能低下、下部食道括約筋の機能低下、円背による腹部圧迫などにより、胃食道逆流症が起こりやすくなります。
特に円背では、前かがみの姿勢により腹部が圧迫され、胃内圧が高まりやすくなります。その結果、胃内容物が食道へ逆流しやすくなります。
生活指導では、食べすぎを避ける、脂肪の多い食事を控える、食後すぐに横にならない、就寝時に上半身を少し高くするなどが大切です。
准看護師としての観察ポイント
胸やけ、食後のむかつき、咳、嗄声、夜間のむせ、食事量低下、体重減少を観察します。誤嚥が疑われる場合は速やかに報告します。
選択肢の確認
1.胃内の停滞時間の長い食物を多く摂るようすすめる。
誤り。
胃内に長く停滞する食物は、胃内容物の逆流を起こしやすくすることがあります。脂肪の多い食事や食べすぎを避け、消化しやすい食事を工夫します。
2.円背による胃の圧迫で生じやすい。
適切である。
円背により腹部や胃が圧迫されると、胃内圧が高まり、胃内容物が食道へ逆流しやすくなります。高齢者の胃食道逆流症の要因として適切です。
3.誤嚥性肺炎を起こすことはない。
誤り。
逆流した胃内容物が咽頭へ上がり、誤嚥につながることがあります。高齢者では嚥下機能や咳反射が低下しやすいため、誤嚥性肺炎に注意が必要です。
4.就寝時は右側臥位が望ましい。
誤り。
胃食道逆流症では、一般に食後すぐに横にならないこと、就寝時は上半身を高くすることが勧められます。右側臥位は胃内容物の逆流を助長することがあるため、望ましいとはいえません。
覚えるポイント
- 胃食道逆流症は、胃内容物が食道へ逆流する病態です。
- 高齢者では、円背や下部食道括約筋の機能低下で起こりやすくなります。
- 食後すぐに横にならないことが大切です。
- 夜間の咳やむせは、逆流や誤嚥のサインとして注意します。