R07B120令和7年度 准看護師試験 過去問

疾病の成り立ちと回復の促進脳神経・感覚器疾患脳神経疾患

A さん(75歳、男性)。パーキンソン病で入院しており、小きざみ歩行、すくみ足の症状が出現している。患者の看護について、適切なのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

この問題では、パーキンソン病の歩行障害に対する看護が問われています。

パーキンソン病では、小きざみ歩行、すくみ足、前傾姿勢、突進歩行、方向転換の困難などがみられます。転倒リスクが高いため、安全な歩行介助が重要です。

解説

パーキンソン病のすくみ足では、足が床に貼りついたように一歩目が出にくくなります。このとき、外からリズムや合図を与えると歩き出しやすくなることがあります。

「いち・に・いち・に」と声をかける、床の線をまたぐように促す、歩幅を意識してもらうなど、リズムや視覚的な手がかりを用いた介助が有効です。

安全管理上のポイント
歩行介助では、滑りにくい靴を使用し、急がせず、障害物を除去します。ふらつき、方向転換時の不安定さ、突進歩行がみられたら転倒に注意します。

准看護師としては、患者の残存能力を活かしながら、転倒を予防する援助を行います。必要に応じて看護師、理学療法士、作業療法士と連携します。

選択肢の確認

1.スリッパを履いてもらい、歩行を誘導する。
誤り。
スリッパは脱げやすく、滑りやすいため、転倒の危険があります。歩行時は足に合った滑りにくい靴を使用します。

2.突進歩行になった場合は、そのまま患者のスピードに合わせて介助する。
誤り。
突進歩行では前方へ加速し、転倒しやすくなります。そのままスピードに合わせるのではなく、落ち着いて立ち止まるよう促し、安全を確保します。

3.歩行に合わせて「いち・に・いち・に」と声を掛け、リズムをつけて介助する。
適切である。
パーキンソン病のすくみ足には、声かけによるリズムが歩行のきっかけになります。安全を確認しながら、一定のリズムで介助することが適切です。

4.患者の後方から見守りながら歩行介助する。
誤り。
後方からの見守りだけでは、前方への転倒や突進歩行に対応しにくくなります。患者の状態に合わせて、側方やや前方から安全に介助します。

覚えるポイント

  • パーキンソン病では、小きざみ歩行、すくみ足、突進歩行に注意します。
  • すくみ足には、声かけや目印などの手がかりが有効です。
  • スリッパは転倒リスクが高いため避けます。
  • 歩行介助では、急がせず、安全な靴と環境整備を確認します。

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