R07B111|令和7年度 准看護師試験 過去問
成人看護運動器・皮膚・膠原病看護運動器疾患・リハビリの看護
脳や脊髄の障害による跛行はどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、脳や脊髄の障害による跛行が問われています。
跛行とは、歩行の異常を指します。原因により、疼痛性、痙性、麻痺性、墜下性などに分類されます。
解説
脳や脊髄など中枢神経の障害では、筋緊張が高まり、足がつっぱるような歩き方になることがあります。これを痙性跛行といいます。
痙性跛行は、脳卒中後遺症、脊髄障害、脳性麻痺などでみられることがあります。足が伸びたままになりやすく、つま先を引きずったり、円を描くように足を振り出したりすることがあります。
疼痛性跛行は痛みを避ける歩き方です。墜下性跛行は足関節の背屈ができず、つま先が下がってしまう歩き方です。麻痺性跛行という表現もありますが、この問題では脳や脊髄の障害による歩行として痙性跛行が最も適切です。
観察ポイント
歩行状態、つまずき、転倒歴、筋緊張、足関節の動き、麻痺の程度、杖や装具の使用状況を観察します。転倒予防の環境整備も重要です。
選択肢の確認
1.麻痺性跛行
誤り。
麻痺性跛行は麻痺による歩行異常を広く示すことがありますが、脳や脊髄の障害による特徴的な跛行としては痙性跛行が適切です。
2.疼痛性跛行
誤り。
疼痛性跛行は、痛みを避けるために患側へ体重をかける時間が短くなる歩行です。脳や脊髄の障害による跛行としては適切ではありません。
3.痙性跛行
適切である。
脳や脊髄の障害では筋緊張が高まり、足がつっぱるような痙性跛行がみられます。問題文の説明に合っています。
4.墜下性跛行
誤り。
墜下性跛行は、足関節の背屈ができず、つま先が垂れ下がることで起こる歩行です。腓骨神経麻痺などでみられます。
覚えるポイント
- 脳や脊髄の障害では痙性跛行がみられる。
- 痙性跛行は筋緊張が高く、足がつっぱる歩行である。
- 疼痛性跛行は痛みを避ける歩き方である。
- 墜下性跛行はつま先が下がる歩き方である。
- 歩行異常では転倒予防と装具の確認が重要である。