R07B112|令和7年度 准看護師試験 過去問
大腿切断術を受けた患者の看護について、適切なのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、大腿切断術後の断端管理と拘縮予防が問われています。
大腿切断術後は、断端の創部管理、浮腫予防、疼痛管理、幻肢痛への対応、股関節拘縮予防、義足装着に向けたリハビリテーションが重要です。
解説
大腿切断後は、股関節が屈曲位になりやすく、屈曲拘縮を起こすと義足装着や歩行訓練に支障が出ます。そのため、臥床時には腹臥位をとり、股関節を伸展するよう促すことが適切です。
弾性包帯は、断端の浮腫を軽減し、形を整える目的で用いられます。ただし、患者の希望だけで巻くものではなく、医師や看護師、リハビリ職の指示に従い、正しい方法で行います。
長時間の車椅子乗車は股関節屈曲位を助長し、拘縮の原因になることがあります。幻肢痛は切断後に生じることがあり、生じないと説明するのは誤りです。
准看護師としての観察ポイント
断端の発赤、腫脹、出血、疼痛、創部感染、浮腫、皮膚状態、股関節可動域、幻肢痛の有無を観察します。疼痛や創部異常があれば報告します。
選択肢の確認
1.臥床時は、腹臥位で股関節を伸展するよう促す。
適切である。
大腿切断術後は股関節屈曲拘縮を予防するため、腹臥位で股関節を伸展することが重要です。義足装着や歩行訓練にも関係します。
2.患者が希望すれば、切断部に弾性包帯を巻く。
誤り。
弾性包帯は断端形成や浮腫予防に用いられますが、患者の希望だけで行うものではありません。正しい方法と指示に従って実施します。
3.日中は、車椅子に乗車する時間を長くとる。
誤り。
長時間の車椅子乗車は股関節屈曲位を助長し、拘縮につながることがあります。活動と休息、体位管理を適切に調整します。
4.幻肢痛は生じないことを説明する。
誤り。
切断後には、失った手足が痛むように感じる幻肢痛が生じることがあります。生じないと説明するのは不適切です。
覚えるポイント
- 大腿切断後は股関節屈曲拘縮を予防する。
- 腹臥位で股関節を伸展することが重要である。
- 弾性包帯は正しい方法で行う。
- 長時間の車椅子乗車は拘縮に注意する。
- 幻肢痛は生じることがあり、訴えを否定しない。