R06B112|令和6年度 准看護師試験 過去問
成人看護運動器・皮膚・膠原病看護運動器疾患・リハビリの看護
大腿部切断術を受けた患者の看護について、適切なのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、大腿部切断術後の断端管理と心理的支援が問われています。
切断後には、失った四肢がまだあるように感じたり、痛みを感じたりする幻肢痛が起こることがあります。
解説
大腿部切断術後は、創部の治癒、断端形成、疼痛管理、関節拘縮予防、義足装着に向けた支援、心理的支援が重要です。
幻肢痛は、切断したはずの足に痛みや違和感を感じる状態です。患者は驚きや不安を感じやすいため、「起こることがある症状」と説明し、苦痛を訴えやすい環境を整えます。
大腿切断後は、股関節の屈曲、外転、外旋拘縮を予防します。腹臥位は股関節屈曲拘縮の予防に用いられることがあり、禁忌とはいえません。断端包帯は浮腫予防と断端形成のため、適切な圧で巻きます。
准看護師としての観察ポイント
創部出血、発赤、腫脹、疼痛、幻肢痛、断端浮腫、関節可動域、気分の落ち込み、義足への不安を観察します。
選択肢の確認
1.股関節の外転、外旋を保持する。
誤り。
大腿部切断後は股関節の屈曲、外転、外旋拘縮を予防します。外転・外旋を保持するのは不適切です。
2.幻肢痛について説明する。
適切である。
切断後には幻肢痛が起こることがあります。患者が不安にならないよう、事前に説明し、苦痛を訴えられるように支援します。
3.臥床時の腹臥位は禁忌である。
誤り。
腹臥位は股関節屈曲拘縮予防に役立つことがあります。禁忌とはいえません。
4.創部断端面は、ゆるめに包帯を巻く。
誤り。
断端包帯は浮腫予防と断端形成のため、適切な圧で巻きます。ゆるすぎると効果が不十分です。
覚えるポイント
- 切断後は幻肢痛が起こることがあります。
- 股関節の拘縮予防が重要です。
- 断端包帯は適切な圧で巻きます。
- 身体喪失への心理的支援も大切です。