R06A137令和6年度 准看護師試験 過去問

母子看護乳幼児・小児の成長発達小児の成長発達・小児看護

A ちゃん(1 歳3 か月、男児)。川崎病と診断され入院治療中である。入院10 日目より指先から膜様落屑がみられるようになり、母親が心配している。母親への説明について、適切なのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

この問題では、川崎病の経過と皮膚症状が問われています。

川崎病では、回復期に指先から皮膚がむける膜様落屑がみられることがあります。

解説

川崎病は、乳幼児に多い全身性の血管炎です。発熱、眼球結膜充血、口唇発赤、いちご舌、発疹、四肢末端の変化、頸部リンパ節腫脹などがみられます。

経過中、急性期を過ぎた頃に、手足の指先から皮膚がむける膜様落屑がみられることがあります。これは回復期にみられる特徴的な所見です。

母親が心配している場面では、異常ではない経過の一部であることをわかりやすく説明し、不安を軽減します。ただし、川崎病では冠動脈病変の観察が重要であり、発熱の再燃、機嫌不良、活気低下なども観察します。

小児看護のポイント
保護者は症状の変化に強い不安を抱きやすいです。医学的に必要な観察は続けながら、「よくみられる経過」と「報告が必要な変化」を分けて説明します。

選択肢の確認

1.「薬の副作用です。」
誤り。
川崎病の回復期にみられる膜様落屑を、薬の副作用と説明するのは不適切です。母親の不安をかえって強める可能性があります。

2.「回復期にみられる症状です。」
適切である。
指先からの膜様落屑は、川崎病の回復期にみられる特徴的な症状です。母親への説明として適切です。

3.「症状の悪化が考えられます。」
誤り。
膜様落屑は回復期にみられる症状であり、これだけで悪化と判断するものではありません。

4.「皮膚科で原因を相談してみましょう。」
誤り。
川崎病の経過として説明できる所見です。まず回復期にみられる症状であることを説明します。

覚えるポイント

  • 川崎病では回復期に膜様落屑がみられます。
  • 膜様落屑は指先から皮膚がむける所見です。
  • 川崎病では冠動脈病変の観察が重要です。
  • 保護者には、経過としてみられる症状をわかりやすく説明します。

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