R05A84令和5年度 准看護師試験 過去問

薬物と看護主要薬剤と副作用内分泌治療薬

甲状腺機能亢進症患者の看護について、適切なのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、甲状腺機能亢進症患者の看護が問われています。

甲状腺機能亢進症では、代謝亢進による疲労、体重減少、頻脈、発汗、手指振戦、暑がりなどに注意します。

解説

甲状腺機能亢進症では、甲状腺ホルモンが過剰となり、全身の代謝が高まります。患者は疲れやすく、動悸、息切れ、体重減少、発汗、不眠、いらいらなどを訴えることがあります。

頸部の甲状腺腫大が目立つ場合、患者は外見を気にすることがあります。スカーフなどをすすめることは、患者の気持ちや整容への配慮として適切です。

代謝が亢進しているため、低エネルギー食ではなく、状態に応じて十分なエネルギーと栄養を摂取できるようにします。疲労しやすく心拍数も増えやすいため、積極的な運動をすすめるのは適切ではありません。

テタニー症状は、低カルシウム血症でみられる筋けいれんやしびれです。甲状腺手術後の副甲状腺機能低下などでは注意しますが、甲状腺機能亢進症そのものの看護として最も適切ではありません。

准看護師としての観察ポイント
脈拍、血圧、体重、発汗、手指振戦、疲労、不眠、食欲、精神状態を観察します。頻脈、発熱、強い興奮、意識障害がある場合は速やかに報告します。

選択肢の確認

1.テタニー症状の観察をする。
誤り。
テタニー症状は低カルシウム血症でみられます。甲状腺機能亢進症そのものの看護として最も適切ではありません。

2.低エネルギー食とする。
誤り。
甲状腺機能亢進症では代謝が亢進しているため、低エネルギー食ではなく、状態に応じた十分な栄養が必要です。

3.積極的に運動をすすめる。
誤り。
動悸や疲労が出やすいため、積極的に運動をすすめるのは適切ではありません。安静と活動量の調整が必要です。

4.頸部腫脹にはスカーフをすすめる。
適切である。
頸部腫脹が気になる患者にスカーフをすすめることは、整容や心理面への配慮として適切です。

覚えるポイント

  • 甲状腺機能亢進症では代謝が亢進する。
  • 頻脈、発汗、体重減少、手指振戦、疲労に注意する。
  • 低エネルギー食や過度な運動は適切ではない。
  • 頸部腫脹には患者の整容と心理面に配慮する。
  • 強い頻脈、発熱、意識障害は速やかに報告する。

関連問題

R05A83R05A85
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)