34PM141|第34回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
東洋医学臨床論弁証論治・配穴胃熱・脾虚・痛痹・風熱犯肺・原絡配穴・肝火・腎陽虚・帯下
脈が滑数を認める消穀善飢に対して、五行穴の特性を活かした治療穴に迎随の補瀉に基づき斜刺する場合、鍼尖の方向にある経穴として適切なのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、胃熱による消穀善飢に対して、五行穴の特性と迎随の補瀉を組み合わせて考えます。
消穀善飢は、食べてもすぐ空腹になる状態で、胃熱の代表的な症状です。
解説
脈が滑数で、消穀善飢がある場合、胃に熱がこもった状態を考えます。五行穴の特性では、熱に対して栄穴を用いる考え方があり、胃経では内庭が胃熱を清する穴として重要です。
迎随の補瀉では、瀉法を行う場合、経脈の流れに逆らう方向へ斜刺します。足陽明胃経は足背から第2趾末端の厲兌へ向かって流れるため、内庭から流れに逆らう近位方向へ鍼尖を向けると、その方向にある経穴は陥谷です。
したがって、鍼尖の方向にある経穴として適切なのは陥谷です。
ひっかけポイント
この問題は治療穴そのものではなく、「斜刺したときの鍼尖の方向にある経穴」を問うています。胃経の流注方向を確認します。
選択肢の確認
1.厲兌
誤り。
厲兌は足陽明胃経の井金穴で、第2趾外側にあります。胃経の流注では遠位方向にあり、瀉法で流れに逆らって刺すときの鍼尖方向としては適切ではありません。
2.陥谷
正しい。
胃熱に対して胃経の栄穴を用い、瀉法として経脈の流れに逆らう方向へ斜刺すると、鍼尖は近位側の陥谷方向を向きます。したがって正答です。
3.侠渓
誤り。
侠渓は足少陽胆経の栄水穴です。胃経上の鍼尖方向を問う本問では適切ではありません。
4.行間
誤り。
行間は足厥陰肝経の栄火穴です。消穀善飢に対する胃経の治療穴と迎随の方向を考える本問では該当しません。
覚えるポイント
- 消穀善飢は胃熱でみられやすい症状です。
- 滑数脈は熱や痰熱、食滞などを考える手がかりです。
- 熱証では五行穴の栄穴を用いる考え方があります。
- 迎随の瀉法では経脈の流れに逆らう方向を考えます。
- 足陽明胃経の内庭から近位方向にある経穴は陥谷です。