40PM112|第40回 管理栄養士国家試験 過去問
臨床栄養学第40回午後・問111〜136
クリニカルパスに関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
クリニカルパス(入院診療計画表)の目的と特徴を問う問題です。
解説
クリニカルパスとは、疾患や治療ごとに、検査・治療・食事・リハビリなどの標準的なスケジュールを一覧表にまとめた診療計画です。
主な特徴は次のとおりです。
・医療の標準化により、質の均てん化と在院日数の短縮が期待できる
・多職種で共有するため、チーム医療の推進に役立ち、他職種の処置や予定を把握できる
・患者用パスを患者に開示・説明し、見通しの共有に用いる
・標準から外れることを「バリアンス」といい、アウトカム(目標・成果)とは区別する
選択肢の確認
1.急性疾患にのみ使用する。
誤り。経過が標準化しやすい治療・検査を中心に、慢性疾患の教育入院(糖尿病教育入院など)でも使用されます。急性疾患に限定されません。
2.患者には開示しない。
誤り。患者用のクリニカルパスを渡して治療の見通しを説明することで、患者の理解と参加を促します。開示が基本です。
3.標準化されたものから逸脱するケースを、アウトカムという。
誤り。標準から逸脱するケースはバリアンスといいます。アウトカムは、パスで設定される目標・成果のことです。
4.導入により、在院日数は延長される。
誤り。診療の流れが標準化・効率化されるため、在院日数の短縮が期待されます。
5.他の職種の処置を把握できる。
正しい。クリニカルパスは多職種が共有する計画表であり、医師・看護師・管理栄養士・薬剤師など各職種の処置や予定を互いに把握でき、チーム医療に役立ちます。
覚えるポイント
- クリニカルパス=標準診療計画表。医療の標準化・在院日数短縮・チーム医療の促進が目的
- 標準からの逸脱=バリアンス(アウトカムと混同しない)
- 患者にも開示して治療の見通しを共有する