38AM89|第38回 管理栄養士国家試験 過去問
応用栄養学第38回午前・問82〜97
新生児の生理的特徴に関する記述である。最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
新生児に特有の生理的な特徴(体温調節・呼吸・排尿・反射など)を問う問題です。
解説
新生児は、体温をつくる仕組みが未熟で、寒さに対して大人のようにふるえて熱をつくることが十分できません。そのかわり、肩甲骨の間や首まわりなどにある褐色脂肪細胞を燃やして熱を産生します。これを非ふるえ熱産生といい、新生児の体温維持に重要です。
選択肢の確認
1.生理的体重減少では、細胞内液の減少が著しい。
誤り。生理的体重減少は、主に体表面や尿・便からの水分喪失によるもので、減少するのは主に細胞外液です。
2.外呼吸は、胸式呼吸が中心である。
誤り。新生児・乳児は横隔膜を主に使う腹式呼吸が中心です。胸郭がまだ発達していないためです。
3.寒冷環境下では、褐色脂肪細胞による熱産生が起こる。
正しい。新生児は褐色脂肪細胞による非ふるえ熱産生で体温を維持します。
4.排尿回数は、成人に比べて少ない。
誤り。新生児は膀胱が小さく尿を濃縮する力も未熟なため、排尿回数はむしろ成人より多くなります。
5.探索反射は、口に入ってきた物を吸う動きである。
誤り。口に入ってきた物を吸う動きは吸啜(きゅうてつ)反射です。探索反射は、口のまわりに触れると刺激の方向へ顔を向けて口を開く反射です。
覚えるポイント
- 新生児は褐色脂肪細胞による非ふるえ熱産生で体温を保つ
- 呼吸は腹式呼吸が中心
- 探索反射=刺激の方向を向く、吸啜反射=口に入った物を吸う