38AM95|第38回 管理栄養士国家試験 過去問
応用栄養学第38回午前・問82〜97
骨格筋の生理的特徴に関する記述である。最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
遅筋(赤筋)と速筋(白筋)の性質の違いを問う問題です。有酸素運動向きか無酸素運動向きかを軸に整理します。
解説
骨格筋は、大きく遅筋(赤筋・タイプI)と速筋(白筋・タイプII)に分けられます。
遅筋は、酸素を使ってゆっくり長く力を出す持久力向き(有酸素運動向き)の筋肉です。酸素を使う工場であるミトコンドリアが多く、酸素を運ぶミオグロビンも多いため赤く見えます。疲れにくいのが特徴です。
速筋は、短時間で大きな力を出す瞬発力向き(無酸素運動向き)で、グリコーゲンを多く蓄え、素早く力を出せますが疲れやすい筋肉です。
選択肢の確認
1.遅筋は、速筋より無酸素運動に適している。
誤り。無酸素運動(瞬発的な運動)に適しているのは速筋です。遅筋は有酸素運動(持久的な運動)に適しています。
2.遅筋は、速筋よりトリグリセリド含量が少ない。
誤り。遅筋は脂肪を有酸素的にエネルギー源として使うため、トリグリセリド含量は速筋より多くなります。
3.遅筋は、速筋よりグリコーゲン含量が多い。
誤り。グリコーゲンを多く蓄えているのは速筋です。遅筋は速筋よりグリコーゲンが少なめです。
4.遅筋は、速筋よりミトコンドリアに富む。
正しい。遅筋は有酸素的にエネルギーを作るため、ミトコンドリアが多く含まれます。
5.遅筋は、速筋より疲労しやすい。
誤り。遅筋は持久力に優れ疲れにくい筋肉です。疲れやすいのは速筋です。
覚えるポイント
- 遅筋(赤筋)=有酸素運動向き、ミトコンドリア・ミオグロビンが多く疲れにくい
- 速筋(白筋)=無酸素運動向き、グリコーゲンが多く瞬発力に優れるが疲れやすい
- 遅筋は脂肪(トリグリセリド)をエネルギー源として利用しやすい