38AM83|第38回 管理栄養士国家試験 過去問
応用栄養学第38回午前・問82〜97
糖質の代謝状態のアセスメントに用いる尿検査項目である。 最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
糖質(糖代謝)の状態を評価するのに適した尿検査項目を選ぶ問題です。各尿検査が何を反映するかを区別します。
解説
糖質の代謝がうまくいかず、エネルギーとしてブドウ糖を十分利用できない状態(インスリン作用の不足など)では、体は脂肪を分解してエネルギー源にします。このとき脂肪の分解産物としてケトン体が増え、尿中に排泄されます。
そのため尿ケトン体は、糖尿病の悪化や飢餓など、糖質代謝の異常を反映する指標として用いられます。
選択肢の確認
1.尿ビリルビン
誤り。尿ビリルビンは肝・胆道系の異常(黄疸など)を反映する指標で、糖代謝とは関係しません。
2.尿潜血
誤り。尿潜血は腎・尿路系の出血を反映する指標です。
3.尿ウロビリノーゲン
誤り。尿ウロビリノーゲンは肝機能や溶血の評価に用いられ、糖代謝の指標ではありません。
4.尿ケトン体
正しい。糖質を利用できず脂肪分解が進むとケトン体が増え、糖代謝の異常を反映します。
5.尿比重
誤り。尿比重は主に体液量や腎の濃縮力(水分の状態)を反映する指標です。
覚えるポイント
- 尿ケトン体=糖質が使えず脂肪分解が進む状態(糖代謝異常)の指標
- 尿ビリルビン・ウロビリノーゲンは肝・胆道系の指標
- 尿比重は水分・腎濃縮力の指標