38AM82|第38回 管理栄養士国家試験 過去問
応用栄養学第38回午前・問82〜97
栄養アセスメントに関する記述である。最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
各種の栄養アセスメント指標が、それぞれ何を評価しているか・測定方法が正しいかを問う問題です。
解説
栄養アセスメントでは、身体計測や血液・尿の指標を組み合わせて栄養状態を評価します。それぞれの指標が「何を反映するか」を押さえることが重要です。
尿中3-メチルヒスチジンは、骨格筋のたんぱく質が分解されるときに排泄されるアミノ酸で、再利用されずに尿へ出ます。そのため、骨格筋量や筋たんぱく質の分解の評価指標として用いられます。
選択肢の確認
1.生体電気インピーダンス(BIA)法は、脂肪組織が除脂肪組織より電気を通しやすいことを利用している。
誤り。逆です。水分を多く含む除脂肪組織のほうが電気を通しやすく、脂肪組織は電気を通しにくい性質を利用しています。
2.上腕三頭筋皮下脂肪厚は、対象者の利き腕で計測する。
誤り。原則として利き腕ではないほう(非利き腕)で計測します。
3.尿中3─メチルヒスチジン排泄量は、骨格筋量の評価指標として用いられる。
正しい。骨格筋たんぱく質の分解を反映し、骨格筋量の指標となります。
4.レチノール結合たんぱく質は、アルブミンに比べ長期間の栄養状態を反映する。
誤り。逆です。レチノール結合たんぱく質は半減期が短く(約半日)、短期間の栄養状態を反映します。アルブミンは半減期が長く比較的長期の状態を反映します。
5.上腕周囲長は、糖質代謝の評価指標として用いられる。
誤り。上腕周囲長は筋肉量や体たんぱく質など全身の栄養状態の指標であり、糖質代謝の指標ではありません。
覚えるポイント
- 尿中3-メチルヒスチジン=骨格筋量・筋たんぱく質分解の指標
- BIA法は除脂肪組織が電気を通しやすい性質を利用
- レチノール結合たんぱく質は半減期が短く短期の栄養状態を反映(rapid turnover protein)