38AM79|第38回 管理栄養士国家試験 過去問
基礎栄養学第38回午前・問68〜81
微量ミネラルとその欠乏症に関する組合せである。 最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
微量ミネラルとその欠乏症の正しい組合せを選ぶ問題です。過剰症と欠乏症を取り違えさせるひっかけに注意します。
解説
微量ミネラルは、欠乏症だけでなく体内への異常な蓄積を起こす病気も出題されます。欠乏で起こる症状なのか、遺伝性疾患などによる蓄積なのかを区別することが大切です。
亜鉛は、味覚を感じる味蕾(みらい)の細胞の新陳代謝に関わるため、欠乏すると味覚障害が起こります。皮膚炎や成長障害も亜鉛欠乏の代表です。
選択肢の確認
1.鉄 ── ヘモクロマトーシス
誤り。ヘモクロマトーシスは、遺伝性または二次性に鉄が体内へ過剰蓄積する病態で、鉄の欠乏症ではありません。鉄欠乏では鉄欠乏性貧血が起こります。
2.亜鉛 ── 味覚障害
正しい。亜鉛欠乏の代表的な症状が味覚障害です。
3.銅 ── ウィルソン病
誤り。ウィルソン病は遺伝的な銅排泄障害によって銅が肝臓や脳などに蓄積する病気で、銅の欠乏症ではありません。銅欠乏では貧血や骨異常などが起こります。
4.セレン ── 夜盲症
誤り。夜盲症はビタミンA欠乏で起こります。セレン欠乏の代表は克山病(心筋障害)です。
5.モリブデン ── 克山病
誤り。克山病はセレン欠乏で起こる心筋症です。モリブデンの組合せとしては誤りです。
覚えるポイント
- 亜鉛欠乏=味覚障害・皮膚炎・成長障害
- ヘモクロマトーシスは鉄の蓄積、ウィルソン病は遺伝的な排泄障害による銅の蓄積
- 克山病=セレン欠乏、夜盲症=ビタミンA欠乏