38AM69|第38回 管理栄養士国家試験 過去問
基礎栄養学第38回午前・問68〜81
レプチンに関する記述である。最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
脂肪細胞から分泌されるホルモン「レプチン」の分泌源・作用について、正しい記述を選ぶ問題です。
解説
レプチンは主に脂肪細胞から分泌されるホルモンで、体脂肪量を脳に知らせる役割をもちます。
レプチンは脳の視床下部に作用して食欲を抑制し、エネルギー消費を促進します。
体脂肪が増えるとレプチンの血中濃度は上昇します。つまり肥満者ではレプチン濃度はむしろ高くなっています。
それにもかかわらず食欲が抑えられないのは、レプチンが効きにくくなる「レプチン抵抗性」が生じているためです。体脂肪率が上昇するとこの抵抗性が増大します。
ひっかけ注意:肥満では「レプチンが低い」のではなく「高いのに効かない(抵抗性)」がポイント。
選択肢の確認
1.主に線維芽細胞から分泌される。
誤り。レプチンは主に脂肪細胞から分泌される。
2.肥満者では、血中濃度が低下している。
誤り。肥満者ではレプチン血中濃度はむしろ上昇している。
3.エネルギー消費を抑制する。
誤り。レプチンはエネルギー消費を促進する。
4.摂食を促進する。
誤り。レプチンは視床下部に作用して摂食を抑制する。
5.体脂肪率が上昇すると、レプチン抵抗性が増大する。
最も適当。体脂肪率の上昇に伴い、レプチンが効きにくくなるレプチン抵抗性が増大する。
覚えるポイント
- レプチンは脂肪細胞から分泌、食欲抑制・エネルギー消費促進
- 体脂肪増加でレプチンは上昇(肥満者は高値)
- 肥満ではレプチン抵抗性が生じ効きにくくなる