38AM74第38回 管理栄養士国家試験 過去問

基礎栄養学第38回午前・問68〜81

たんぱく質・アミノ酸の代謝に関する記述である。 最も適当なのはどれか。1 つ選べ。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

食後・空腹時のたんぱく質とアミノ酸の代謝、BCAAやRTPの性質について、正しい記述を選ぶ問題です。

解説

食後(同化)と空腹時(異化)でのたんぱく質代謝の切り替わりを整理します。

食後はインスリンの作用で組織へのアミノ酸の取り込みが促進され、体たんぱく質の合成が高まります。

空腹時はエネルギー不足を補うため、体たんぱく質が分解され、アミノ酸がエネルギー源や糖新生の材料として使われます。よって空腹時はアミノ酸のエネルギー利用が促進されます。

BCAA(分枝アミノ酸:バリン・ロイシン・イソロイシン)は肝臓ではなく主に骨格筋で代謝されるのが特徴です。

RTP(rapid turnover protein、急速代謝回転たんぱく質:トランスサイレチン・レチノール結合たんぱく質・トランスフェリンなど)は、アルブミンより血中半減期が短く、短期の栄養状態の指標に使われます。

選択肢の確認

1.食後は、組織へのアミノ酸の取り込みが抑制される。
誤り。食後はインスリンにより組織へのアミノ酸取り込みが促進される。

2.空腹時は、エネルギー源としての利用が促進される。
最も適当。空腹時は体たんぱく質が分解され、アミノ酸のエネルギー利用が促進される。

3.空腹時は、体たんぱく質の合成が促進される。
誤り。空腹時は体たんぱく質の分解が進む。合成が促進されるのは食後。

4.BCAA は、骨格筋で代謝されない。
誤り。BCAAは主に骨格筋で代謝される。

5.RTP(rapid turnover protein)は、アルブミンに比べ血中半減期が長い。
誤り。RTPはアルブミンより血中半減期が短く、短期の栄養指標となる。

覚えるポイント

  • 食後=アミノ酸取り込み・体たんぱく質合成が促進(同化)
  • 空腹時=体たんぱく質分解・アミノ酸のエネルギー利用が促進(異化)
  • BCAAは骨格筋で代謝、RTPはアルブミンより半減期が短い

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