36AM70|第36回 管理栄養士国家試験 過去問
基礎栄養学第36回午前・問68〜81
消化吸収率に関する記述である。誤っているのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
消化吸収率に関する誤りを選ぶ問題です。
解説
糞便中には、食事由来で吸収されなかった栄養素だけでなく、消化液、脱落した消化管上皮細胞、腸内細菌などに由来する内因性の成分も含まれます。
見かけの消化吸収率は、摂取量から糞中の総排泄量を差し引き、その値を摂取量で除して求めます。真の消化吸収率では、糞中の総排泄量から内因性排泄量を除いた「未吸収の食事由来量」を用います。内因性排泄を未吸収として数えないため、真の消化吸収率は見かけの値より高くなります。
選択肢の確認
1.消化吸収率とは、摂取した栄養素が吸収された割合を示す。
消化吸収率は摂取栄養素が吸収された割合を示します。記述としては正しい。
2.消化吸収率は、調理の影響を受ける。
消化吸収率は調理の影響を受けます。記述としては正しい。
3.消化吸収率は、同時に摂取する食品成分の影響を受ける。
消化吸収率は同時摂取する食品成分の影響を受けます。記述としては正しい。
4.見かけの消化吸収率は、摂取量から糞中内因性排泄量を差し引いて求める。
正答。記述としては誤り。見かけの消化吸収率は、「摂取量−糞中総排泄量」を摂取量で除して求めます。糞中内因性排泄量を補正するのは、真の消化吸収率です。
5.真の消化吸収率は、見かけの消化吸収率より高い。
真の消化吸収率は見かけの消化吸収率より高くなります。記述としては正しい。
覚えるポイント
- 見かけの吸収率は糞中総排泄量をそのまま用いる
- 真の吸収率は糞中総排泄量から内因性排泄量を差し引いて補正する
- 真の吸収率は見かけより高い