36AM5第36回 管理栄養士国家試験 過去問

社会・環境と健康第36回午前・問1〜16

疫学研究の方法に関する説明と名称の組合せである。 最も適当なのはどれか。1 つ選べ。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

研究の時間軸、対象者の選び方、研究者による介入の有無から、疫学研究の名称を見分けます。

解説

横断研究は、ある一時点で曝露と疾病の有無を同時に調べる観察研究です。疾病の有病割合を把握できますが、曝露と発症の時間的な前後関係を判断しにくいという特徴があります。

コホート研究は、疾病をもたない集団を曝露の有無などで分け、疾病の発生を追跡します。症例対照研究は、疾病のある症例群と疾病のない対照群について、過去の曝露を比較します。RCTは研究者が対象者を無作為に割り付ける介入研究です。複数の研究結果を統計学的に統合する方法はメタアナリシスです。

選択肢の確認

1.特定の一時点において、曝露要因と疾病の有無との相関関係を分析する。 ── 横断研究
正しい。一時点で曝露と疾病の有無を同時に調べる方法は横断研究であり、説明と名称が一致します。

2.現在の疾病の有無と過去の曝露要因の有無との関係について分析する。 ── ランダム化比較対照試験(RCT)
誤り。現在の疾病の有無を基に群を設定して過去の曝露を調べるのは症例対照研究です。RCTではありません。

3.現在、疾病A を有さない集団を追跡し、曝露要因の有無と疾病A の発生との関連を分析する。 ── 症例対照研究
誤り。疾病を有さない集団を追跡し、曝露の有無と新たな発症との関連を調べるのはコホート研究です。

4.対象者を介入群と非介入群に無作為に分け、要因への曝露と疾病の発生との因果関係を検討する。 ── コホート研究
誤り。研究者が対象者を介入群と対照群に無作為に割り付けるのは、ランダム化比較対照試験(RCT)です。

5.複数の分析疫学研究の結果を量的に総合評価する。 ── 生態学的研究
誤り。複数の研究結果を量的に統合する方法はメタアナリシスです。生態学的研究は、国や地域などの集団単位で曝露と疾病の関連を検討します。

覚えるポイント

  • 一時点で同時に調べるのが横断研究、発症を追跡するのがコホート研究です。
  • 疾病の有無から過去の曝露を調べるのが症例対照研究です。
  • 無作為割付はRCT、複数研究の量的統合はメタアナリシスです。

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